アリと幼虫 [チョウ・ガ]
オトシブミの揺籃を探していたら、コナラの葉でミドリシジミの仲間の幼虫を見つけた。
ミドリシジミの仲間の成虫はよく似ていて見分けるのが難しいが、幼虫を見れば識別は比較的簡単でこの幼虫は、「オオミドリシジミ」。
体色は茶色っぽく一見目立つ色のように思うが、葉を噛んで茶色く枯れた状態にしてそこに隠れているので目立たない。
シジミチョウの仲間の幼虫には体に蜜を分泌する機能があって、アリと共生するものもいる。
この種も蜜を分泌するのかよくわからないがアリが盛んに体を這いまわっていた。
これを見て、そういえばと思い「ウラゴマダラシジミ」の幼虫を探しに行った。
食樹を探していると、アリがたかっていてすぐに見つける事が出来た。丸々太って終令か終令に近い個体だ。
多い時は4匹のアリがまとわりついていた。
アリを呼び寄せる事で、外敵から身を守っているのだろうか。
しかし体中を這いまわられ、くすぐったくないのだろうか?
これらの幼虫は、今後も継続して観察してみたい!