ようやく鳴き出した シブイロカヤキリ [バッタ]
今年の春は天候が不順で、寒さのお陰で桜の花期も長く楽しめたのではないだろうか。
例年なら既に聞かれているであろう鳴き声が、暖かい夜にようやく聞こえるようになってきた。
キリギリスの仲間の「シブイロカヤキリ」。
クビキリギスに酷似しているが、体がずんぐりとしていて胸の横に黒線があり、口が黒い。
埼玉県北本市で確認した。
ジーンと濁った声で鳴く。
狭山丘陵ではまだ見たことが無い。
生息自体未確認である。
今日は、18:30頃から一斉に鳴き出した。
温度計を見ると18℃。
鳴き声を頼りに探していると、交尾中の個体を見つけた。
オスは後ろ脚を上げて、妙な体勢。
このカップルの周りでもう一匹オスがいた。
よく見ると口が赤いので、これはクビキリギスだ。
シブイロカヤキリは体色が茶色一色だが、クビキリギスは茶色と緑色の2色がある。
それにしてもこんなに似ていて別種とは、ややこしい!