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初見のスプリングエフェメラル ミヤマセセリ [チョウ・ガ]

最近、休みの日は天気が悪い。
一昨日、昨日は晴れだったのに・・・・・。

ミヤマセセリ2-0315.JPG曇っているが、暖かくなるとの予報だったので初見を期待して出掛けた。
オオイヌノフグリやホトケノザが咲いている草原を見ていると、林縁から茶色いチョウが飛んできた。
とまった場所に近づくと「ミヤマセセリ」のオスだった。



ミヤマセセリ1-0315.JPGまぁ毎日見回っているわけではないので、いつから出ていたかは定かではないが、昨年の初見は3月25日、一昨年は3月9日だったので、こんなところだろうか。





ミヤマセセリ0315.JPG









モンシロチョウ0315.JPG「モンシロチョウ」も今年初めて確認した。
いつもスジグロシロチョウが見られる場所なので、スジグロかと思ったが良く見るとモンシロチョウだった。
なかなかとまらず、近づくとすぐ飛んでさんざん追っかけてようやく撮影させてもらった。



キチョウ0315.JPG桜の開花もう間近、春本番に向けて色々な種が姿を見せる中、落ち葉の中に黄色の翅が。
越冬中のキタキチョウ発見と思ったのだが、既に死んでいた。
先日の雪の寒さで命を落としたのだろうか?

虫たちにとって過酷な冬を乗り越える事が出来たものだけが、春を迎えられる このキチョウは自然の厳しさを改めて実感させてくれた。


雑木林のオレンジ色 [植物]

ハナビラダクリオキン2-0308.JPG雑木林を歩いていると、艶のあるオレンジ色が目に飛び込んできた。
茶色の落ち葉が敷き詰められた林床で、目立つ存在。
何???





ハナビラダクリオキン1-0308.JPG枯れ枝に付いた何やら怪しげな塊。
触るとキクラゲのようなぷにゅぷにゅとした感触。






ハナビラダクリオキン3-0308.JPG調べてみると、キクラゲ目シロキクラゲ科の「コガネニカワタケ」のようだ。やはりキクラゲの一味。
良く似たものに、ハナビラダクリオキンがあるがこちらは針葉樹につく。

それにしてもこんな色が、枯れ枝で見られるのは本当に面白い!


タマキクラゲ0308.JPGこのところの雨や雪の天候のお陰か、あちこちでシロキクラゲ目ヒメキクラゲ科の「タマキクラゲ」が見られる。
湿気を吸うと膨らんでゼラチン状になり、乾燥すると縮んで黒褐色に形を変えてぺったりと貼り付く。




タマキクラゲ1-0308.JPG食べられるようだが、無味無臭らしい。
これだけ密集すると、見るからにちょっと気持ちが悪い。

まぁ色々なものが見られるのも、里山の豊かさの証だろう。





ルビーを埋め込んだアカホシテントウ [甲虫]

アカホシテントウ0308.JPG梅の木の幹で見つけた「アカホシテントウ」。
梅などにつくタマカイガラムシを食べる。






アカホシテントウ2-0308.JPG久しぶりにそのきれいな背中をじっくり見る事が出来た。
鞘翅は艶のある黒で、まるで透けて見えるようだ。
今度捕まえて、この翅をじっくり観察してみようと思う。





アカホシテントウ1-0308.JPG浮き出てくる深紅の赤は、二つのルビーが埋め込まれているようで
相変わらず美しい!

この虫の学名は、Chilocorus rubidus。
rubidus
はラテン語で赤色という意味のようで、深紅の赤い紋がルビーのようであることから付けられたようだ。


アカガエルのオタマ [両生類・爬虫類]

今年初めてアカガエルの卵を見つけた池に行ってみた。
昨年に比べて卵塊の数が、かなり少ない。
理由はわからないが、ちょっと心配だ。

アカガエルおたま0308.JPGアカガエルおたま1-0308.JPG池をのぞいてみると、卵が孵化してオタマジャクシになっていた。
孵化したばかりの時はひじきのように見えるが、これは少し成長しているようだ。
まだ卵のものも見られた。
良く見ると体の脇にえらがあるのがわかる。






アカガエルおたま2-0308.JPGニホンアカガエルのオタマジャクシの背中には、一対の黒斑があるので近縁のヤマアカガエルと見分ける事は出来るが、この時期はまだむずかしいかもしれない。カエルになるにはまだ数カ月、今年は卵塊数が少ないので、少しでも多くが無事陸に上がれるように頑張ってほしいものだ!

右上にはオタマジャクシと同じくらいの大きさのアメリカザリガニの幼体もいた。


早春の雑木林 シュンラン(春蘭) [植物]

職場のS君から狭山丘陵ではシュンランはまだ咲いていないかと尋ねられ、そういえばそろそろかなと久しぶりにゆっくりとシュンランの花探しに雑木林を歩いた。

マンサク0308.JPG最初に気付いたのが、「マンサク」の花。
ここに木があったのを知らなかった。
名前の由来は、枝いっぱいに花が咲くとか春早くにまず花が咲くからと言われている。
金糸卵のようなちょとおいしそうな花だ。




フキノトウ0308.JPGフキノトウ1-0308.JPG林床で春を告げる「フキ」の花が咲いていた。
花芽は言わずと知れたフキノトウだ。
花が咲いてしまったものをフキノトウと言うのかどうか?



シュンラン0308.JPGいつもたくさんの花を咲かせるシュンランの株では、早くも一輪花が開いていた。
今年に入ってからだったか、この場所に下草刈りが入った事で葉が刈られ見た目ちょっとうまくないのだが・・・・。




シュンラン1-0308.JPG唇弁の赤紫の模様がかわいらしい。
花芽をつけているのはたくさんあったが、咲いているのはこの株だけだった。
天候にもよるが、来週くらいにはあちこちで花が見られそうだ。




のうさぎ糞.JPGシュンランを探していて、こんなものを見つけた。
野うさぎの糞。
糞はたまに見かけるが、その落とし主にはまだ出会った事がない。
今年は是非一度お会いしたいものである!


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