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天狗のウチワ ヤツデ [植物]

ヤツデ.JPG丘陵でも、公園でも、また家の近くでも見られる「ヤツデ」。
葉っぱが人の手のようでもあり、親しみやすくポピュラーな植物だ。
天狗のウチワとはうまく言ったもんである。
晩秋以降ネギ坊主のような花をつけ、たくさんの虫たちを呼び寄せる。このヤツデ 実は葉は8つではなく5つ、7つ、9つなどの奇数に裂けるのだ。


ヤツデ1.JPG林縁で若いヤツデを見つけた。
大きい葉は完全には分裂していないが、葉脈の数から5裂している。
これがヤツデだと知らない人も多いのではないだろうか?

そろそろ帰るのか~? [鳥]

ジョウビタキメス0301.JPG尾根道を歩いていると、目の前を小鳥が横切ってそばの梢にとまった。
何?
膨らんだ体に、短いくちばしとくるっとした瞳。
ん~ かわいい!




ジョウビタキメス1-0301.JPGくるっと後ろを向いた。
正体は、ジョウビタキのメスだった。
開けた場所が好きな鳥だが、林の中にもやってくるようだ。
もう3月、間もなく渡りの時期。このメスもチベットや中国あたりの大陸に帰って行くのだろう。
こんな小さな体で、自力で海を渡って行くなんて凄いとつくづく思う。
無事渡って、また冬に 帰ってこ~いよ~♪


続・続アカガエルの卵塊 [両生類・爬虫類]

先週の雨でアカガエルたちが産卵しているだろうと、丘陵のビオトープに見に行った。
途中で、レンジャーのKさんにお会いした。
Kさん曰く、雨の翌日に山からアカガエルがたくさん出てきて卵を産んだとの事。

アオサギ0301.JPG話をしている後ろにアオサギがいた。
ここで見るのも久しぶりですねと言うと、このアオサギ、産卵しにやって来たアカガエルを狙って、パクパクと食べまくっていたという。





アカガエル卵塊0301.JPG話を聞いて早速ビオトープに見に行くと、あるわあるわ、卵塊がいっぱい。
やはり雨が産卵を誘発したようだ。
少なかった水かさも増えていた。




アカガエル卵塊2-0301.JPG昨年は見られなかった田んぼの水路にも産んでいた。
アメリカザリガニが卵塊のそばにいたので、卵を食べに来たのかと思ったら死んでいた。
なぜ死んだのかはわからない。
ザリガニが卵を食べるのだろうか?







アカガエル卵塊1-0301.JPGKさんとの話の中で、僕も気になっていた干上がった池の話になった。Kさんも気になっていて池に水を引いたようで、雨の後たくさんの卵が産みつけられていたと教えてくれた。見に行くと池に水がいっぱいたまって、卵塊もたくさん見られほっとした。Kさんはここのカエルたちの命の恩人!とにかく良かったと胸を撫で下ろした次第である。
今年は、天候と仕事の休みの日程からみて、おそらくカエル合戦を見る事は出来ないだろう。残念だが来年へ持ち越しだ!


芽吹き [植物]

また寒くなったが、ヤマアカガエルの産卵や梅の開花、ウグイスの初鳴き、春一番 春は着実に近づいてきている。
ダウンジャケットが要らなくなるのももう少し。

ウグイスカグラ0301.JPGいつも歩いている道沿いで、ウグイスカグラの花を見つけた。
1月にも咲いているのを見たが、いよいよ本格的に開花を迎えたようだ。
名前の由来は色々あるが、ウグイスがこの花や実を啄む姿を見て、神楽を踊っているようだということからついたとも言われている。



モミジイチゴ0301.JPGこちらはトゲトゲが厄介者のモミジイチゴ。
葉が紅葉に似ているとか。
白い花はミヤマセセリを始め、たくさんの虫たちのレストランとなる。





ニワトコ0301.JPG巨大な冬芽のニワトコも、芽が開いて葉と花芽が顔を出した。
茶一色の雑木林も色付いて、見た目にも暖かい季節が間もなくやってくる。

春よ来い!早く来い! 歌をついつい口づさんでしまう!


林縁の不思議な物体 ツチグリ [植物]

ツチグリ0301.JPG林縁で面白いものを見つけた。
土の上にチョコンと乗っかった不思議な物体。
これは何?





ツチグリ2-0301.JPGその名は「ツチグリ」。別名土柿(つちがき)。
きのこの仲間で、夏から秋にかけて林内の道端や土の崖に見られるのだがなぜ今の時期に?
成熟すると厚い外皮が7~10片にくるっとめくれて、中から丸い袋が現れる。袋の先には穴が開いていて、ここから胞子を放出する。




ツチグリ1-0301.JPG乾燥すると外皮が袋を包んで丸くなり、湿度が高くなると再び開く。
きのこの晴雨計とも呼ばれる。
他のきのこのように何かにくっついているわけでもなく、乾燥して丸くなるところころと転がって移動する。

見た目もその生態も、不思議なきのこである。


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