林縁の不思議な物体 ツチグリ [植物]
林縁で面白いものを見つけた。
土の上にチョコンと乗っかった不思議な物体。
これは何?
その名は「ツチグリ」。別名土柿(つちがき)。
きのこの仲間で、夏から秋にかけて林内の道端や土の崖に見られるのだがなぜ今の時期に?
成熟すると厚い外皮が7~10片にくるっとめくれて、中から丸い袋が現れる。袋の先には穴が開いていて、ここから胞子を放出する。
乾燥すると外皮が袋を包んで丸くなり、湿度が高くなると再び開く。
きのこの晴雨計とも呼ばれる。
他のきのこのように何かにくっついているわけでもなく、乾燥して丸くなるところころと転がって移動する。
見た目もその生態も、不思議なきのこである。
2010-03-01 21:15
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コメント(2)
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写真でみると何かの木の実が枯れて落ちてるように見えるのに
キノコなのですね・・とっても不思議です。
ころころ転がって移動するお姿を
見てみたいなぁ^^
by けい (2010-03-01 22:02)
けいさん niceとコメントありがとうございます。
確かに何かの木の実みたいですね。
形も面白いですが、外皮の色も銀色でとてもきれいですヨ。
丸まっていると指でつつくと転がります。是非探してみてください!!
by hirokou (2010-03-01 23:53)