初見のスプリングエフェメラル ミヤマセセリ [チョウ・ガ]
最近、休みの日は天気が悪い。
一昨日、昨日は晴れだったのに・・・・・。
曇っているが、暖かくなるとの予報だったので初見を期待して出掛けた。
オオイヌノフグリやホトケノザが咲いている草原を見ていると、林縁から茶色いチョウが飛んできた。
とまった場所に近づくと「ミヤマセセリ」のオスだった。
まぁ毎日見回っているわけではないので、いつから出ていたかは定かではないが、昨年の初見は3月25日、一昨年は3月9日だったので、こんなところだろうか。
「モンシロチョウ」も今年初めて確認した。
いつもスジグロシロチョウが見られる場所なので、スジグロかと思ったが良く見るとモンシロチョウだった。
なかなかとまらず、近づくとすぐ飛んでさんざん追っかけてようやく撮影させてもらった。
桜の開花もう間近、春本番に向けて色々な種が姿を見せる中、落ち葉の中に黄色の翅が。
越冬中のキタキチョウ発見と思ったのだが、既に死んでいた。
先日の雪の寒さで命を落としたのだろうか?
虫たちにとって過酷な冬を乗り越える事が出来たものだけが、春を迎えられる このキチョウは自然の厳しさを改めて実感させてくれた。
雑木林のオレンジ色 [植物]
雑木林を歩いていると、艶のあるオレンジ色が目に飛び込んできた。
茶色の落ち葉が敷き詰められた林床で、目立つ存在。
何???
枯れ枝に付いた何やら怪しげな塊。
触るとキクラゲのようなぷにゅぷにゅとした感触。
調べてみると、キクラゲ目シロキクラゲ科の「コガネニカワタケ」のようだ。やはりキクラゲの一味。
良く似たものに、ハナビラダクリオキンがあるがこちらは針葉樹につく。
それにしてもこんな色が、枯れ枝で見られるのは本当に面白い!
このところの雨や雪の天候のお陰か、あちこちでシロキクラゲ目ヒメキクラゲ科の「タマキクラゲ」が見られる。
湿気を吸うと膨らんでゼラチン状になり、乾燥すると縮んで黒褐色に形を変えてぺったりと貼り付く。
食べられるようだが、無味無臭らしい。
これだけ密集すると、見るからにちょっと気持ちが悪い。
まぁ色々なものが見られるのも、里山の豊かさの証だろう。