昆虫酒場のお客様 [虫]
先日、コナラの酒場で3時間ほど粘っていると、多くのお客様が訪れた。
今日は、それを一挙公開!
まずは「サトキマダラヒカゲ」。
この日は計3頭が、食事の場所を巡ってか、やって来る虫たちに果敢に立ち向かっていた。
何とオオスズメバチにも。
その「オオスズメバチ」は、サトキマの攻撃?にもビクともせずなんなく幹へ。
しきりに樹液を舐め、樹皮をかじっていた。
この時ばかりは、数cmまで近づいてもお構い無しだった。
一回り以上小さい「コガタスズメバチ」や気性の荒い「キアシナガバチ」もやって来て大賑わい!
最初から幹にかじりついていたのが「シロテンハナムグリ」。
何が来ようがビクともせず、まさしく一心不乱に頭を突っ込んでいた。そばには「ヨツボシケシキスイ」。
「クロハナムグリ」もいきなり飛んできた。
そこへ「クロヒカゲ」もやって来て、シロテン、サトキマ、3者面談のように仲良くお食事となった。
時々現れるのが「スミナガシ」。
今年初めてだが、やはり美しい!
折角来てもサトキマに追い回され幹に降り立つのはかなり低頻度。
この時ばかりは、サトキマが恨めしく思えたのだ。
草むらの髭男爵 オオイシアブ [その他の虫]
早くもお目見えアカボシゴマダラ [チョウ・ガ]
今日は休みで丘陵へ足を運ぶ予定だったが、朝TVを観ていると電話が鳴った。
いつも情報をいただく丘陵近くにお住まいのKさんからで、ある木から樹液が出ていてそこにアカボシゴマダラが3頭来ているとの事。さっそく、その場所へ向かった。
着いた時には、ハナムグリとオオスズメバチだけが樹液を吸っていたが待つこと数十分、ようやくお目当てが現れた。
今年は初見で、ご本家ゴマダラチョウより先である。
春型は夏型と異なり、白化し後翅外縁に赤班が現れない。
これはこれで黒と白できれいである。
神奈川、埼玉で見られる個体は、この特徴から中国大陸から朝鮮半島に分布する亜種で人為的に持ち込まれたとされている。
数時間粘っていたが、上の写真のオスと思われる個体の他に、一回り大きなメスと思われるのが近くの梢を飛んでいるのを確認したが、残念ながら降りてくることはなかった。
最後に来たのが、左の写真の後翅外縁に赤班を持つ個体だ。
奄美大島に分布する奄美亜種は春型もこの赤班が現れるらしいが、この個体は何なのだろうか?白化する亜種の変異だろうか?
この樹液の酒場には、他にもたくさんの虫が集まってきたがそれはまた後日に紹介しよう!
最後になりましたが情報をいただきましたKさん ありがとうございましたm(__)m
これがムカシヤンマ? [トンボ]
天気がいいので少し、丘陵をぶらり。エゴノキが白い花をつけていた。下向きについた蕾や花は可愛いらしい!
クマバチやアオハナムグリが蜜を吸いにやってきていた。
近くではホオノキも大きな白い花が咲いていた。
このところ咲く花は、ミズキにノイバラ、ハリエンジュなどなぜか白が多いなぁとふと思った。
遠くでトンボが飛んで柵に止まったので、近づいてみた。
ヤンマかサナエのたぐいだが、トンボの知識があまりなく名前がわからなかった。
どうやら捕食中だったようで何やらむしゃむしゃと食べていた。
帰って調べると、どうも「ムカシヤンマ」のようだ。
4-8月にかけてみられ、ヤゴは谷の崖などに水がしたたり落ち、コケが一面茂っているような環境を好む。
低水温で、きれいな水質に住むが、幼虫は水に入ることはほとんどなく、湿ったコケの中にトンネルを掘って住み、半水生の生活をするらしい。成虫になるのに約3年かかるといわれている。
目と目が離れているのも特徴だが、この写真では良くわからない。
これがムカシヤンマか自信はないのだが、そうだとすればここにもまだまだいい環境が残っているっていう事!!
草原の小さな虫たち [虫]
最近撮影した虫で、このままだとお蔵入りしそうな写真をちょっと載せてみた。
このところfieldに出れずネタ切れという事もあるのだが^^;
まずは危険生物のドクガの一種。
「ゴマフリドクガ」。
ドクガというだけあってやはり毒があるようで、触れない様くれぐれも気をつけたい一匹である。
幼虫の食草は、ヒサカキ、サクラ、バラ、ハリエンジュなどらしい。
以前に紹介した「クロハネシロヒゲナガ」。
太陽光を浴びて輝く翅が美しい!!
こうしてみると触角の白い部分は細くなっているのがわかる。
相変わらず飛翔はチャレンジするも、うまく撮れず・・・無理かも^^;
葉の上でアブラムシの仲間を捕食中の「マミジロハエトリ」。
撮影した時は、珍しく逃げないなぁと思っていたのだが、写真を見るとお食事中。
なるほどと納得したのだった。
林縁のUFO 「イチモンジカメノコハムシ」。
カメノコハムシの仲間は、透き通った体でいい感じ(^^♪
次はもっといい感じの、ジンガサハムシを探してみよう!