良く見ると青がきれいなクロヒカゲ [チョウ・ガ]
今年初登場の「クロヒカゲ」。
地味なチョウだが、よく見ると光の加減で体や翅の付根がきれいな青色だ。
ヤマツツジの赤をバックに。
新緑の緑をバックに。
この日は天気が良く、「ムラサキシジミ」も姿を見せてくれた。
草むらではテントウムシが羽化していた。
羽化したてで、まだ翅の斑紋は出ていない。
エノキの葉に良く似たゴマダラチョウの蛹 [チョウ・ガ]
以前に撮影した「ゴマダラチョウ」の前蛹が蛹になっているのではと見に行った。
あれから約1週間、やはり蛹になっていた。
幼虫の時も大きい印象だったが、蛹も厚みがありかなりBIGサイズだ。
背中の突起は葉の鋸歯に、体の模様は葉脈に擬態しているのか、色も形もとても美しい。
この蛹からあの黒白マダラのチョウが出てくるとは、この時点では想像できず本当に不思議である。
今時のクズの上のコフキゾウムシ [甲虫]
そろそろクズが葉を広げる頃、あの虫がいるのではと草むらを探すとあちこちで見ることが出来た。
案の定、いるいる!!
そう、その名は「コフキゾウムシ」。
体がきれいなエメラルドグリーンっぽくそれでいて粉を吹いたような。
クズの葉が食い散らかされ、その周りにわらわらといるのだ!
黒いつぶらな瞳♪
見ていると動きが何とも面白い(^.^)
交尾をしているもの、それを邪魔するもの。
大好きな虫なので、欲張ってたくさん写真をアップした。
これを撮影していると、視界に青い動くものが。
何だ?とよく見ると「ニホントカゲ」の子供。
すかさずカメラを向けて、パチリ!
小さい割にいっぱしの綺麗なシッポだ。
ファインダーの中のさらに上のほうに、何かが動いた。
そこには、トカゲの巣穴?
穴から顔を出しているのは、明らかにこの子トカゲの親。
僕には子供を心配する母親だと思えた。
そういえば昨日は母の日だったなぁ。
なぁんて勝手に想像したのだった(^^♪
続・狭山丘陵のホソオチョウ [チョウ・ガ]
今日は、湿度の高いムシムシした一日だった。
久しぶりに、「ホソオチョウ」を見に行った。
前回はメスが一匹飛んでるだけだったが、今日はオスが一匹、不思議に作り物の切り株ベンチにとまろうと、必死に周りを飛んでいた。
食草のウマノスズクサは、凄まじい生命力でつるを伸ばし、その葉にはホソオチョウの幼虫が、たくさん見つけられた。
小さなものから終令かと思えるような大きいものまで、たくさんのステージを見ることが出来た。
この調子だと、夏にはこの場所で再び成虫が見られることだろう。
この発生がいつまで続くのか、ある意味楽しみでもある。
この日、残念ながらジャコウアゲハの卵・幼虫・蛹を見つけることが出来なかった。
ジャコウアゲハが少し心配になってしまった(-_-;)
大丈夫なのだろうか?
雑木林や草原で [自然]
今の時期、丘陵を歩くのは色々な生き物に出会えておもしろい!
雑木林の林縁では、「キンラン」が黄色い可愛らしい花を咲かせている。
この日見たキンランは肥沃な土壌なのか、とても立派で大きな株だった。
少し前にウグイスカグラで見つけたイチモンジチョウの幼虫を探したのだが、3匹いたのにこの日は一匹も見つからない。
そろそろ蛹になっていてもいいのだが、残念だ。
その枝を行ったり来たりしている虫を見つけた。
体が妙に毛深いながらも、キラキラ光って結構綺麗だ。
ハムシかゾウムシか?
調べるとその名は「トビサルハムシ」だった。
主にクリやクヌギ、コナラなどを主食としている。
なぜ ウグイスカグラに?
見上げれば、コナラの木があった。
たまたまここに降りてしまったのだろうか。
草むらにはコメツキムシがいた。
コメツキムシは種類も多く、同定が難しい。
これは「シモフリコメツキ」の仲間だろう。
シモフリコメツキかヒメシモフリコメツキかはたまた別のシモフリコメツキか?
まぁどちらにしてもシモフリコメツキの仲間には間違いないだろう。
こちらでは立派なお髭の「ヒゲナガハナノミ」のオスが草のてっぺんに登っていた。
幼虫は水中湿った土壌で生活するため湿地などの水辺の近くに多く見られる。
メスは黒っぽく別種のようで知らなければ、同じ種とは思えない。
今年初めて「ヒカゲチョウ」を見た。
これからますますたくさんの生きものに出会えるのが楽しみである(^^♪