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草むらの髭男爵 オオイシアブ [その他の虫]

オオイシアブ05.15.JPG林縁を歩くと、草むらの葉の上にとまっている黒い虫を良く見かける。
いつも斜め上を向いていて、今にも飛び出しそうな勢いだ。
戦闘機が発進スタンバイOKってな具合。
その名は「オオイシアブ」。
顔は髭面で、おっかない髭男爵のようである。



オオイシアブ1-05.15.JPGこの日の獲物は、ナナホシテントウ。
普段はなかなか敏感だが、この状態だと全く逃げずかなりのところまで近寄れる。





オオイシアブ2-05.15.JPG甲虫類でも、硬い翅の下の柔らかい部分に口を刺して体液を吸う。捕らえられた虫には残酷だがこれも自然界の摂理。 
餌になる虫の数の調整役でもあるのだろう。

この虫に目を付けられたなら、百発百中 まず逃げられないのではないだろうか。


早くもお目見えアカボシゴマダラ [チョウ・ガ]

今日は休みで丘陵へ足を運ぶ予定だったが、朝TVを観ていると電話が鳴った。
いつも情報をいただく丘陵近くにお住まいのKさんからで、ある木から樹液が出ていてそこにアカボシゴマダラが3頭来ているとの事。さっそく、その場所へ向かった。
アカボシゴマダラ3-05.18.JPG着いた時には、ハナムグリとオオスズメバチだけが樹液を吸っていたが待つこと数十分、ようやくお目当てが現れた。
今年は初見で、ご本家ゴマダラチョウより先である。





アカボシゴマダラ2-05.18.JPGアカボシゴマダラ1-05.18.JPG春型は夏型と異なり、白化し後翅外縁に赤班が現れない。
これはこれで黒と白できれいである。
神奈川、埼玉で見られる個体は、この特徴から中国大陸から朝鮮半島に分布する亜種で人為的に持ち込まれたとされている。

アカボシゴマダラ4-05.18.JPG数時間粘っていたが、上の写真のオスと思われる個体の他に、一回り大きなメスと思われるのが近くの梢を飛んでいるのを確認したが、残念ながら降りてくることはなかった。

最後に来たのが、左の写真の後翅外縁に赤班を持つ個体だ。
奄美大島に分布する奄美亜種は春型もこの赤班が現れるらしいが、この個体は何なのだろうか?白化する亜種の変異だろうか?

この樹液の酒場には、他にもたくさんの虫が集まってきたがそれはまた後日に紹介しよう!
最後になりましたが情報をいただきましたKさん ありがとうございましたm(__)m


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