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幼虫三昧 [チョウ・ガ]

一週間ぶりに丘陵を訪れると、すっかり景色が変わっていた。
ヤマツツジが咲き、木々の新緑が美しい!湿地ではシュレーゲルアオガエルの大合唱。

ヒメウラナミジャノメ04.20.JPG今日は残念ながら曇りで蝶は飛んでいなかったが、唯一見られたのが「ヒメウラナミジャノメ」だった。

柳の下に人がいて木を見上げているので何かと思ったら、「近所の生き物」のT.urabeさんだった。オオスズメバチの女王が柳の蜜に集まっているのを見ているとの事。確かに5匹程の女王が羽音を立てながら幹にまとわりついていた。これからの巣作りに忙しい!!

ヤブキリ幼虫04.20.JPGタンポポの花の上では「ヤブキリ」の幼虫を見つけた。
この組み合わせ お決まりのシーン(^.^)





アカボシゴマダラ04.20.JPG歩いていると、愛野緑さんとばったり。
「アカボシゴマダラ」の幼虫を見ていたとの事で、教えてもらい早速一枚。
この枝の二又に二匹がなんともラブリーに向かい合っていた♡





ゴマダラチョウ幼虫04.20.JPGその近くには、「ゴマダラチョウ」の幼虫がいるという。
見ると、丸々太った緑色のが葉先にぶら下がっていた。
特大級の大きさだ。この小木には2匹。
このところオオムラサキ・ゴマダラ・アカボシの脱皮した緑色の幼虫を探しているのだが全く見つける事が出来ず、少しへこんでいたのだがお陰さまで見る事が出来た(^.^)


ルリタテハ卵04.20.JPGさらに「ルリタテハ」の卵をサルトリイバラの若芽で見つけたと教えていただいた。
とても小さい卵なので、100mmマクロで撮影しさらにトリミングした。
緑色に白い筋のある綺麗な卵だ。

色々教えていただき、愛野緑さん ありがとうございましたm(__)m






イチモンジチョウ幼虫04.20.JPG帰りにウグイスカグラで「イチモンジチョウ」の幼虫を発見。
1つの木に3匹。ほぼ同じ大きさなので同時期に孵化したのだろう。
愛野緑さんの三脚をお借りし、ノンストロボで一枚!
やはり色が自然でいい感じである。

今日は、午後から歩いたが草むらではたくさんの幼虫が、林縁でも数々の虫たちを見る事が出来、楽しい休日であった(^.^)


蛾の中でも美しいオオミズアオ [チョウ・ガ]

今日も、よく晴れ暖かい一日だった。虫たちも盛んに活動していた。

ツバメシジミ04.19.JPGヒメウラナミジャノメ04.19.JPG今年初見の「ツバメシジミ」と「ヒメウラナミジャノメ」。
共に一匹だけ見つけることが出来た。









オオミズアオ04.19.JPG今日一番の収穫は、羽化間もない「オオミズアオ」。
朝、羽化したのだろうか?
蛾の仲間でも、美しさはトップクラス!
逆光でその美しさがさらに引き立った。
幼虫の食樹はサクラ類、クリ、ウメ、ハナミズキなど多岐にわたり、年に2化。夜、街灯にも飛んでくる。

今日の写真 全て RICOH CAPLIOR7


春に鳴くシブイロカヤキリ [バッタ]

今の時期、夜になるとジー♪と草むらから鳴き声がする。
かなりの音量で何だって思う人も多いだろう。

シブイロカヤキリ04.18.JPG以前に紹介したクビキリギスともう一種「シブイロカヤキリ」だ。
クビキリギスは多くの昆虫図鑑にも載っていてポピュラーだがシブイロカヤキリは未掲載の図鑑が多い。僕も最近この虫の存在を知ったのだ。
クビキリギスより少しずんぐりとした印象で、鳴き声も濁った感じがして明らかに異って聞こえる。色は褐色のみ。
少し前までは「シブイロカヤキリモドキ」と呼ばれていたのだが最近は「シブイロカヤキリ」でいいらしい。


シブイロカヤキリ1-04.18.JPG職場のある北本で初めてお目に掛かる事が出来た。
埼玉でもどこにでもいるわけではなく、生息域は限定されているようだ。
鳴いているところに近づくとすぐに鳴き止むが、その場をじっと動かず一度見つけたら観察はたやすい。


春の木、草むら [季節]

このところ暖かい日が続き、草木の芽吹きも著しい!

ナナフシ04.JPG樹上では「ナナフシモドキ」の幼虫が、枝に擬態していた。
成虫は幹や枝から卵を地面に産み落とすが、孵化した幼虫はこの枝まで登ってきたのだろう。
この体からすればかなり高い場所だが、頑張ったものだ!





イチモンジチョウ幼虫1-04.JPGイチモンジチョウ2-04.JPGウグイスカグラの枝では、「イチモンジチョウ」の幼虫がしきりに葉を食べていた。
巣を作ってその中で幼虫越冬するのだが不運にも寄生された幼虫は体に繭を付け枝に止まったまま死んでいた。
自然の厳しさを実感したのだった。



ビロードコガネ04.JPGナナホシテントウ04.JPG一方草むらでは「ビロードコガネ」がヤハズノエンドウの茎で何やら探しているようだ?
「ナナホシテントウ」の幼虫もすぐ傍で見つかった。
近くにはアブラムシが群れていて、ここでは食事の心配はなさそうだ。







ヒメギス幼虫04.JPGヤブキリ幼虫04.JPG少し歩くと小さな虫が飛び出す。
足元を見ると黒いバッタが葉の上にとまっていた。「ヒメギス」の幼虫のようだ。
キリギリスの仲間では唯一体が黒色だ。
すぐ傍には「ヤブキリ」の幼虫だろうか。
やはり葉先にとまっている。
いよいよあちこち騒がしくなってきたようだ(^.^)


林縁の忍者 ヒシバッタ [バッタ]

コナラ04.13.JPG久しぶりに丘陵を歩いた。
春の花が咲き木々が芽吹きすっかり春らしくなっていた。
以前は毎日のように足を運んでいたのだが、仕事が忙しくなかなか出向くことが出来なくなってしまった。
そのお陰で、久しぶりに見る景色には季節の移ろいが目に見えて新鮮だった。
「コナラ」も花をつけていた。

ヒトリシズカ1-04.13.JPGヒトリシズカ04.13.JPG以前に紹介した「ヒトリシズカ」の群生地へ行って見た。
ここは昨年来、雑木林の間伐で車が乗り入れ、人が歩いて踏み固め今年花が咲くのだろうかと心配されていたのだが、見事に無事咲いてくれたようだ!


エンゴサク04.13.JPG林縁に紫の綺麗な花が咲いていた。
こうしてみるとサングラスを掛けたギャングのようにも見える。
帰って調べたが良くわからない。
「ジロボウエンゴサク」か「ヤマエンゴサク」のどちらかだと思うのだが判断がつかない((+_+))
この写真で判る方がいらっしゃったら教えて欲しいm(__)m





雑木林を歩いていた時、林縁の枯葉でガサッ、ガサッと音がする。
立ち止まりじっと見るも何も見えない。
歩きだすとまた音がする。今度は低い草があちこちで揺れている。
何?霊? ここまでの林縁では何も無かったのにこの場所だけの現象だ。
しゃがんでじっと落ち葉を見つめること数分。
ヒシバッタ04.13.JPGヒシバッタ1-04.13.JPGようやくその正体がわかった(^.^)
「ヒシバッタ」だ。
ここの場所だけに固まって群れているようで人影を見ると一斉に跳ねているようだ。
目には映らない素早い動きで感じるのは音と跳ねた時に当たる草の茎の揺れだけだった。

ヒシバッタ2-04.13.JPGまるで忍者の木の葉隠れの術のようである。
ようく見ると成虫だ。
この時期成虫が見られるということは、成虫越冬か幼虫で越冬していたかのどちらかだが、調べると幼虫越冬で早春に脱皮して成虫になるようだ。
ただ成虫越冬の可能性もあるらしい。

何はともあれ音と草が揺れる原因がわかり‘ホッ’としたのであった。


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