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鳴く虫の女王 カンタン [バッタ]

いよいよ秋本番になってきた。
鳴く虫もチェンジ!
秋の鳴く虫の女王と言われるのが「カンタン」
都心ではその声はなかなか聞かれないが、少し車を走らせると草むらからリューリューリューと低く響く
ような声が聞かれる。
カンタンオス1-09.15.JPG体は細長く透き通った緑色。
コオロギの仲間では、なかなか綺麗な体色だ。
響き渡る美しい声と綺麗な姿から「鳴く虫の女王」と呼ばれるように
なったのだろう。

カンタンオスナキ3-09.15.JPG鳴いているところも翅が透明に緑が
かった縁取りで何とも言えぬ美しさだ。






カンタンメス1-09.15.JPGこちらはメスだが、かなりおなかが膨らんでいる。
おなかの中は卵で一杯のようだ。

カンタンのオスは美しい声でメスを誘うがその誘い方は美しい声だけ
ではなくその他にも一風変わっている。



カンタンオスナキ1-09.15.JPG鳴く場所は草の上の葉の縁から顔を出して鳴いたり、お得意は自分
で開けた葉の穴から顔を出して鳴くポーズだ。
コオロギ・キリギリスの仲間も色々いるが、このような習性は他に類を
見ないのではないかと思う。
不思議である。



カンタンオスナキ2-09.15.JPGそれを横から見るとこんな感じ。
葉っぱのギロチンみたい!

カンタンオスサソイ4-09.15.JPGこの穴から顔を出して鳴いているのが
上の写真だ。
穴から顔を出して鳴く事で、葉が鳴き
声を反射しスピーカーの役割を果た
すのではないかとも思うのだが・・・。

メスを誘うのは声の他にも。

ナガサキアゲハ [チョウ・ガ]

今日は、夏日を思わせる暑さであった。
このところ夏の疲れかややバテ気味でこの暑さはかなり厳しい。

林の中はひんやりしており、あちこちにきのこが顔を出している。
残念ながらきのこについては全く知識が無く、どれが何なのかさっぱりわからない。
前述したタマゴタケくらいであろうか?
コカマキリ09.12.JPGコカマキリ2-09.12.JPG草むらではあちこちでカマキリの成虫
が見られる。幼虫かと思ってみると
コカマキリ。
前足の紫色が目印だ。
オオカマキリに比べると本当に小さい。



ナガサキアゲハオス09.12.jpg一通り歩いて駐車場への道のりで大きな蝶が道の脇で死んでいた。
カラスアゲハかと思ったが尾状突起が無いのでナガサキアゲハの
オスであった。
この蝶は、本来近畿地方以西に分布する南方系の蝶であるが近年北
へと分布を広げ、1997年頃から静岡や神奈川でも見られるようになり
今では都内およびその周辺でも確認されている。
幼虫はミカン科の栽培種、グレープフルーツなども好むそうだ。
(日本産蝶類標準図鑑より)
ナガサキアゲハ翅09.12.JPGここでも気を付けて見ているが、今まで出会ったことが無かった。
飛んでいるところが見れずとても残念だ。
反対側の前後の翅がもぎ取られているので鳥か何かにやられた
のだろうか?
見られる種類が増えるのは楽しみだが、これも温暖化の影響かと
思うと生態系のバランスが崩れないか本当に心配になる。



大きな蛾 [チョウ・ガ]

丘陵を歩いていると、木の幹に白い大きな蛾が止まっていた。
シロシタバ1.JPG
この蛾は「シロシタバ」。
大きさは100mm近くあった。
この木では保護色の役割は果たさないが、もう少し白い樹皮だと
見分けるのが難しいであろう。



シロシタバ2.JPG顔面UPはなかなか迫力だ。
でも鼻が上向いている犬の顔ようにも見え、ちょっとかわいいかも?

後翅の模様が結構美しいらしく、少しつついてみればよかったなあと。
つつくと羽を開くようだ。
体を大きく見せる為に羽を開きかつ後翅の模様を出す事できっと威嚇
の効果があるだろう。

デジタル一眼カメラの宿命 撮像素子のゴミ [カメラ]

先日から気になっていたのだがファインダーを覗くとかなり大きなゴミが写っていた。
以前から小さなゴミは目をつぶってきたがこれだけ大きいと黙っていられない。
まずはファインダーのゴミをブロアーで吹き飛ばし、レンズをはずしてミラーアップし撮像素子にこれまたブロアーでプシュプシュプシュ。
まだ、取れない。
撮像素子の清掃KITを購入し自分でやればいいのだがそこまで気が回っていなかった。

shinjuku-qr.gifということで今日はCANONの新宿のQRセンターへ行ってきた。
平日ということもあり比較空いていた。(地図はCANONのHPより引用)
待ち人ゼロ。すぐに状況を説明しカメラを預けることが出来た。
約40分の待ち時間で出来上がるとの事。
その間、展示されていたカメラ、プリンターを見させていただいた。

先般発表され9月末発売のEOS50Dが展示されていた。
僕の持っている40Dと比較すると下記あたりが異なるところか?

1.画素数のUP 1050万画素→1510万画素
2.ISO感度UP  1600→3200
3.新画像処理エンジン DIGIC3→DIGIC4
4.高精細液晶  23万画素→92万画素
5.オートライティングオプティマイザ搭載
6.HDMI端子搭載

画素数、ISO感度、画像処理エンジンも今の使い勝手では40Dで十分のような気がする。
画像処理も画素数が上がっているので当然処理速度を上げ、高速連写を維持する為にはあげる必要があろ
う。
液晶の画素数向上は有難い。現状で撮影後確認するも液晶画素が粗くマクロ撮影の場合ピントの確認が難し
い。今流行のオートライティングオプティマイザはダイナミックレンジの狭いデジタルでは有効かもしれない。
白飛び、黒つぶれを少しでも軽減できるだろうか?撮影後ソフトで調整は出来るのだが・・・。

もう一台欲しいと思うのは、現地で撮影中にマクロ、広角、望遠と都度レンズを交換するのは手間でありか
つシャッターチャンスを逃す上、今回のようにゴミが入る可能性がある。お金は無いがもう一台欲しいところ
だ。
レンズ群はCANONで揃えてしまったので買い足すカメラも必然的にCANONになるであろう。
モデルチェンジの噂の絶えない5Dの発表を待って考えようとも思うが先立つものが・・・・。

あっという間に40分が経ち、クリーニングが出来上がってきた。まだ少し小さなゴミが残っているが、
大きいのは取れていた。受付の方の対応もとても好感が持てた。
新宿まで出向くのに電車賃は掛かるがこれを無償でやっていただけるのだから今時有難い話である。


里山民家の秋 [季節]

今日、いつもの道で丘陵の直ぐ傍にお住まいのK氏と出会い話をした。
K氏によると今日丘陵を歩きながらアカボシに4回ほど出合った事、昨日里山民家でホソオチョウを見たなど
気になる話題であった。
昼から早速里山民家に向かった。
殿ヶ谷でのホソオの話を以前に聞きこのところ数回訪れてはいるが今まで一度も見たことは無かった。
が今日はここであろうと思われる場所でホソオのオスが飛んでいた。
ホソオチョウ里山民家.jpgやはりいたか・・・。
メスや卵・幼虫を探したが見つけることは出来なかった。
レンジャーの方との立ち話で、今年はここのウマノスズクサでジャコウ
アゲハが大発生したが今は一段落した事やホソオチョウは今年初め
て見掛けた事等教えていただいた。
ホソオの丘の成体が飛んで来て繁殖するのも不自然な気がして、
誰かが放したのではとつい疑ってしまう。

イナゴ09.10.JPGここではかつての里山をみんなの力で再現し、多くの人が触れ合うこと
でその素晴らしさ、自然の大切さを実感できる場所となっている。
田んぼでは稲がすくすく育っていたが、無農薬だからだろうかイナゴが
数多く発生していた。この写真のどこにいるかわかるだろうか?
子供たちが作ったであろう個性あふれる案山子が田んぼを守っている。
しかしイナゴに対しては残念ながら案山子も効果は無い(T_T)


アオイトトンンボ09.10.JPG田んぼではトンボも多く見られた。
これはアオイトトンボだろうか?オオアオイトトンボだろうか?
あちこちで交尾した個体が見られる。
本当に小さい虫だがこうしてみると美しい!!
キイトトンボもいたが個体数が少なく撮影チャンスを逃してしまった。
里山は人の手が加わって生態系が維持される 日本では昔からある風景
だが人と自然の係わり合いとしてはある意味特異な自然かもしれない。


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