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クロコノマチョウ蛹 [チョウ・ガ]

今日も台風のおかげで嫌な天気だ。
早く過ぎ去って欲しいが意外と速度が遅く思うように進んでくれない(T_T)

このところ蝶の幼虫ネタが多いがもう少し書かせてもらいたい。
17日に前蛹になっていたクロコノマ幼虫が今日行ってみるとついに蛹となっていた。
クロコノマ蛹自然光2-09.19.JPG前蛹から1から2日で蛹化するようだ。
最初探すもなかなか見つからず何故?と思っていたら
写真のように景色に同化していた。それにしても鮮やかな緑色だ。
前蛹の時には幼虫の頭の黒い部分が目立ち比較的探しやすかったが
こうなっては緑一色でとても見つけにくい。
それに下のほうの葉裏の為、さらに難儀する。
他にも前蛹や間も無く前蛹になる終令が見かけられた。

クロコノマ蛹ストロボ09.19.JPGストロボをたいて写してみたが蛹化間もないせいか黄緑の半透明で
翅脈などが薄く見えるが内部は透明の液体で満たされているよう。

それにしてもこの形と色はまさに自然の芸術である。
成虫は茶色だが、この蛹もやがてその色に変わっていくのであろう。
その変化が楽しみである。


ハラオカメコオロギ [バッタ]

今日は、台風13号の影響で雨が一日降ったり止んだりで外には出なかった。
そこで昨日撮った写真から。

丘陵 赤坂谷戸で「彼岸花」を見つけた。
名前の由来は秋の彼岸の頃に咲くからというのが一般的だ。
彼岸花09.17.JPG根には毒があり、ネズミやモグラから作物を守る為に田んぼ
の畦に植えられたとも言われている。開花時に葉はなく、花が
散った後ロゼット状の細い葉を出し、葉は春には枯れてしまう。
以前花が終わった後の彼岸花を探したがわからなかったのは
このためであった。
埼玉では高麗の巾着田が有名でこの時期たくさんの人の
目を楽しませる。

ハラオカメコオロギ1-09.17.jpgハラオカメコオロギ2-09.17.JPG歩いていると足元をぴょんと跳ねる
虫がいた。見るとコオロギだ。
「ハラオカメコオロギ」のオス。
リッ・リッ・リッと短く鳴く。
オカメコオロギにも4種類ほどいて
識別が難しい。

続・クロコノマチョウ幼虫 [チョウ・ガ]

以前に見つけたクロコノマチョウの幼虫群を見に行った。
終令幼虫がいたのでそろそろ蛹が見れるかと思った。探すことしばし。
前蛹になった一匹の幼虫を見つけた。長かった体を丸めて少し太く縮んだようだ。
クロコノマ前蛹1-09.17.JPGクロコノマ前蛹2-09.17.JPG黄緑色の体がとても美しく幼虫の
時とは異なった趣である。

周りを探したが、蛹は見当たらず
この幼虫が蛹成長一番乗りのようだ。
気がかりは、この葉上にカマキリが
いたことだ。

クロコノマ幼虫09.17.JPGおなかはパンパンで何を食べたのか?
カマキリには申し訳なかったが、少しはなれた所へお暇いただいた。

近くに終令に近い幼虫がいた。この幼虫片方の突起がない。
脱皮に失敗したのだろうか?あるBBSではこの突起は将来触覚に
なると観撮されている。どうなるのだろうか、注目してみたい。


スミナガシ幼虫1-09.12.JPGスミナガシ幼虫2-09.12.jpgBANYANさんに紹介いただいた
瑞穂のアワブキを見に行った。
12日に左の幼虫がいた木だ。
現地で偶然愛野緑さんと初めてお会
いし一緒に探していただいたが見つ
けることは出来なかった。どこにいっ
たのだろうか・・・・・?


安曇野のスジボソヤマキチョウ [チョウ・ガ]

先日、安曇野明科で見かけたモンキチョウの仲間。
普段見かけるのより大きいなと思ったが取り敢えずカメラに納めた。
帰って調べてみるとスジボソヤマキチョウのようである。
今日里山で、国立のSA氏と久しぶりにお会いしスジボソはよく見られるがヤマキチョウは珍しいと
教えてもらった。これはと思ったがどうやらスジボソのようだ。スジボソヤマキ09.14.JPG
スジボソヤマキ1-09.14.JPG廃線の道沿いに咲いた花に飛び
交っていた。
ミドリヒョウモンであろうかアザミでの
ツーショット。
いつも見慣れたキチョウと比べると
何とも貴賓な感じがする。


スジボソヤマキ2-09.14.JPGスジボソヤマキ3-09.14.JPGオスの前翅の黄色が飛んでいると
目立ちきれいだ。

この蝶は狭山丘陵では見られない。
残念である。


カンタンの求愛 [バッタ]

カンタンのオスの求愛は美しい声だけではない。
カンタンオスサソイ1-09.15.JPG声に惹かれて近づいてきたメスと向かい合って何やら会話を楽しん
でいる。「どうだい俺の歌声、いかしてるだろう!嫁に来ないか?」
虫にお付き合いは無く、即結婚である。

カンタンオスサソイ2-09.15.JPG突然オスが後ろ向きに向きを変え
翅を立てると、メスがいきなり馬乗りに!
何とも下品なとお思いの方もいらっしゃ
るであろう。
ここに美しい声以外にメスをひきつける
オスの最終兵器、秘策があったのだ。


カンタンオスユウワクセン-09.15.jpg翅の付け根にあるちょっと人面のような部分を「誘惑線」といいここから
メスの好きな匂いとたまらなく美味しい分泌物を出すのだ。
これにメスがはまっている隙に、精球をメスに受け渡し結婚成立となる
のである。何ともセコイと言えばセコイ秘策ではある。
その昔、異性の気を惹く為オーデコロンをつけていたあの若かりし頃
を思い出してしまった(-_-;)しかしこのカンタンのように簡単にはいか
なかった((+_+)) 今では華麗臭?である・・・・・・・・・・(T_T)

精球を受け渡すと十数分でメスの体内に吸収される。その間はメスを誘惑線に惹き付けておかねば
ならない。メスが精球に気付くと振り払われてしまう。
その後メスは、主にヨモギの茎などに70~80個の卵を2~3日かけて生むのだそうだ。

今回、所用もあり長野県白馬に春に撮影したギフチョウの丘が今どうなっているか見に行ったが、
あのカタクリの丘は面影も無く、一面ススキ原でそこはカンタンの楽園となっていた。
雪が降る前にはこのススキ原は刈られるそうで、翌年の雪解けにはまたカタクリが顔を出す 
何とも「人と自然のサイクルの不思議」を感じて来た次第である。


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