恋のメリーゴーランド イノコヅチカメノコハムシ [甲虫]
なかなか雨が止まず降り続く。
今日少し歩いてみたが、普段の水場はどこもすごい勢いで水が流れていく。
昨年は、水がなくて田んぼに給水車を入れる状況だったが、今年は真逆の心配が・・・。
今の丘陵は花の端境期、ミズキもエゴもネジキも終わって、ムラサキシキブやテイカカズラか。
ウグイスカグラの赤い実が陽を浴びて、見ても美しく食べてもみずみずしく渇きをいやしてくれる。
色々な雑草が伸びてきた中で、イノコヅチの葉上にカメノコハムシを見つけた。
イノコヅチなので「イノコヅチカメノコハムシ」だろうか。
オスがメスの上に乗って交尾の真っ最中だった。
見ていると、オスがお尻を振り振り、メスがくるくる回る。
見ていて面白い!
まるでメリーゴーランドのよう。
いつまで見ても変わらぬ動きにこちらが飽きてしまった。
後はよろしく!
2014年5月31日 東京都
マツムシソウ目スイカズラ科 ウグイスカグラ
コウチュウ目ハムシ科 イノコヅチカメノコハムシ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
緑が美しい アオサナエ [トンボ]
梅雨入りと同時に朝から雨が降り続き、午後からは凄まじい雨脚だ。
この時間になっても、家にいて凄い音が聞こえてくる。
雨が嫌いなわけではないが、こんなにスゴイ雨の中を歩くのは好きではない。
が歩かなければならない時も多々あるのだ。
そんな時に、お前も大変だからちょっといいものを見せてやろうと神様からの褒美
なのか、ふと見た葉の上に見慣れないトンボがとまっていた。
サナエトンボの仲間だとは思ったが、綺麗な緑がかった複眼や胸は見たことがない。
とにかく雨がひどかったので、さっと撮って戻って調べると「アオサナエ」のメスだった。
個人的には狭山丘陵初見。
まだまだ、見たことのない虫がいるものだ!
暗い場所だったので、手持ちで撮れるSSを稼ぐにはISO6400になった。
多少ノイズは目立つが、まぁ自然に近い色だろう。
2014年6月6日 東京都
トンボ目サナエトンボ科 アオサナエ
里山のハンター オオイシアブ [ハチ・ハエ・アリ]
ゼフィルスの季節がやってきた! [チョウ・ガ]
そろそろクリの花が咲く季節、チョウのゼフィルスの仲間たちが姿を現す。
一番早くに見られたのは、「アカシジミ」だ。
続いてこのところ一斉に羽化してきたのは「ウラナミアカシジミ」だ。
昨日今日で一番多く見られた種だ。
さらに数は少ないが、今年も無事見られたのが「ミズイロオナガシジミ」。
限られた場所で見られるような気がする。
残るは、「ウラゴマダラシジミ」。
林縁を飛ぶ白っぽい翅と裏から漏れる濃いブルーの輝きがウラゴマを彷彿させたが
撮ってみると残念ながらルリシジミだった!
いい色してしてたんだけどなぁ(-_-;)
1204年6月2日 東京都
チョウ目シジミチョウ科 アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミ。ルリシジミ
新成虫現る! [季節]
少し湿った場所にたくさんの「テングチョウ」が見られるようになった。
それも半端な数ではない。数十頭が群れている。
これらはすべて冬越しした成虫が春先に卵を産んでそれが成長してチョウになった今年生まれの新成虫だ。
一昨年は多かった、昨年は少なかったと個人的には思っているのだが、今年は多いなぁ。
この新成虫たちの子供がエノキの若葉を食べているのが確認されているので年2化以上の繁殖力のようだ。
越冬した「ヒオドシチョウ」も多かったが、新成虫を初めて樹液で確認した。
幼虫はあちこちで見られたが、蛹は確認してもなくなっていたりと、生き抜くのはやはり厳しいのかもしれない。
同じ樹液で見つけた「オオスズメバチ」。
少し小ぶりなので、今年生まれのワーカー(働き蜂)だと思う。
早くも巣の増殖が始まっているようだ。
こちらはその大きさから明らかに女王のオオスズメバチ。
ワーカーの母親かはわからないが、まだまだ女王の出番もあるようだ。
2014年5月31日、6月2日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 テングチョウ、ヒオドシチョウ
ハチ目スズメバチ科 オオスズメバチ