梅雨時の昆虫酒場 [甲虫]
夏本番を前に虫たちの種類や数も増えてきたが、はてさて昆虫酒場にどれだけ集まっているのか?
チョウではサトキマダラヒカゲやヒカゲチョウ。
このところサトキマの数が減りヒカゲチョウが増えてきたように思う。
樹液の出ているところを見てみると、いたのは今年初認の「カナブン」。
シーズンにはもういいっていうぐらいいるが、初めて見るものは新鮮だ。
しかしカナブンよりハエの方の輝きが美しい。
「モンスズメバチ」もやってきていた。
酒場の常連と言えばこの虫。
「ヨツボシポシオオキスイ」。
体中の点刻が、まるで芸術品のような美しさ。
昨年からよく似たムナビロオオキスイを探しているのだが、残念ヨツボシのようだ。
今年最もよく見るクワガタがやはりここにもいた。
狭山丘陵では最も多いのではないかと思う「スジクワガタ」。
だが、出会ったのはメスが多くオスはまだ1度しか見たことがない。
この場所にもメス2頭が樹液を吸っていた。
数日前にも歩いていると何かが目の前に飛んできたので、叩き落とすとスジクワガタのメスだった。
土に潜っていたのか、体の点刻に土が詰まってこれはこれでなかなか綺麗だ。
梅雨が明けるとカブトムシを始めとしてさらに種が増えるのだろう!
夜にはメンツも変わっているか?楽しみである。
2014年6月19,27日 東京都
コウチュウ目コガネムシ科 カナブン
オオキスイムシ科 ヨツボシオオキスイ
クワガタムシ科 スジクワガタ
ハチ目スズメバチ科 モンスズメバチ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X
きのこを食う虫 [甲虫]
これは昆虫酒場か?
期待して近づくとまさしくそうだった。
大した大物はいなかったが、この時の状況はまた後で。
その隣の木の幹に、黒地にオレンジの甲虫がいた。
ヨツボシケシキスイかと思いきや、サイズが大きい。
とりあえず撮影して帰ってみると、樹液ではなく樹皮に生えたきのこを食べていた。
仲良くカップルでお食事中なのは、オオキノコムシの仲間のようだ。
「ヒメオビオオキノコ」だと思うのだが、ミヤマオビオオキノコも捨てがたい。
タイショウ、カタボシエグリなどもいるらしい
詳細な図鑑を持っていないので、識別ができずここまでしかわからない。
それにしても体型は違えども、ヨツボシケシキスイとは色が酷似している。
この仲間、なかなか難しい!
2014年6月27日 東京都
コウチュウ目オオキノコムシ科 ヒメオビオオキノコ? CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X