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新成虫現る! [季節]

少し湿った場所にたくさんの「テングチョウ」が見られるようになった。
それも半端な数ではない。数十頭が群れている。
これらはすべて冬越しした成虫が春先に卵を産んでそれが成長してチョウになった今年生まれの新成虫だ。
テングチョウ0531-1_1.JPG


















一昨年は多かった、昨年は少なかったと個人的には思っているのだが、今年は多いなぁ。
この新成虫たちの子供がエノキの若葉を食べているのが確認されているので年2化以上の繁殖力のようだ。
テングチョウ0531_1.JPG



























越冬した「ヒオドシチョウ」も多かったが、新成虫を初めて樹液で確認した。
幼虫はあちこちで見られたが、蛹は確認してもなくなっていたりと、生き抜くのはやはり厳しいのかもしれない。
ヒオドシチョウ0602-1_1.JPG


















同じ樹液で見つけた「オオスズメバチ」。
少し小ぶりなので、今年生まれのワーカー(働き蜂)だと思う。
早くも巣の増殖が始まっているようだ。
オオスズメバチ0602_1.JPG


















こちらはその大きさから明らかに女王のオオスズメバチ。
ワーカーの母親かはわからないが、まだまだ女王の出番もあるようだ。
オオスズメバチ0602_2_1.JPG


















2014年5月31日、6月2日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 テングチョウ、ヒオドシチョウ
ハチ目スズメバチ科 オオスズメバチ


トビVSハシブトガラス [鳥]

よく訪れる谷戸だが、以前からトビとカラスの空中戦がたびたび見られていた。
今日もアカシジミを撮影していると、上空からカラスの鳴き声が聞こえてきた。
見上げるとトビVSハシブトガラスのバトルの最中だった。
1羽のトビに2羽のカラス。いつもこの構図である。
トビVSカラス0602-1_1.JPG


















ここまでお互いが執拗にバトルを繰り返すのには理由があった。
この谷戸ではトビが営巣中。
抱卵しているのが確認されていたのだが、今日雛の鳴き声が聞こえた。
それもただならぬ叫び声だった。
その声がした途端、トビが現れ声のした林の中に突っ込んでいった。
するとそこからカラスが飛び出てきた。
どうやら雛を狙ってカラスが近づいていたようだ。
カラスもいつも2羽でいるようなので、つがいでこの近くに巣があるのかもしれない。
トビVSカラス0602_1.JPG


















よく見るとトビもカラスも翅がボロボロ。
長らくバトルを繰り返しているからだろう。
これだけ体の大きさの違いがあっても、カラスの方が優勢なのにはいつも歯がゆさを感じる。
トビが一撃でカラスを撃退する光景を一度は見てみたいと思っている。
トビも必死だろうが、これでは雛が心配だ。
何とか巣立ちを迎えられれば良いのだが・・・・。
少し前にこの谷戸で羽を拾って調べていたのだが、今日もまた同じ種と思われる羽を拾った。
おそらくバトルで引き抜かれたこのトビのものではないかと思われた。
トビVSカラス0602-2_1.JPG


















2014年6月2日 東京都
タカ目タカ科 トビ
スズメ目カラス科 ハシブトガラス  CANON EOS50D EF70-200 f2.8 L IS USM/EXTENER EF 1.4×Ⅱ


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