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カブトムシの掘り出し [甲虫]

一昨年からカブトムシを飼い3年目。
今年は22頭の幼虫が育ち、25日にうち2頭が羽化した。
本来は、1つのケースに1頭飼いでなければいけないのだが、つい1ケースに複数飼いしてしまった。
同じケースの中でも生育に差があり、早く羽化したものが活動を始めると、まだ蛹のものや幼虫などに致命傷を与えてしまう。
そこで今日3つある内、すでに羽化した個体のいるケースを掘り返した。
すると表面に近いところから、すでに死んだメスが出てきた。
腹がえぐられたようになっていることから、羽化間もなく先に羽化した成虫にやられた可能性が高い。
掘り返すのが遅かった・・・。
すぐ近くからメスの成虫が出てきた。恐らくこの個体が犯人だろう。

土を掻いていくと、小さな穴がぽっかり開く。
蛹室である。
崩すと中にいたのはまたメス。
羽化したては翅は白色で体もオレンジ色でまだ柔らかく注意が必要だが、黒く色付いていれば触っても大丈夫。カブトムシメス0630_1.JPG



















触るとよく鳴く♪
鳴くといっても腹を伸縮させて音を出しているそうだ。



オスも出てきた。
まだ角に殻をかぶっている。
カブトムシオス0630_1.JPG


















メスの蛹が1頭だけでてきた。
頭を上にして入っている。
カブトムシメス蛹0630_1.JPG


















脚はすでに出来上がっていて透けて見えるが、頭はさほど黒くないので羽化はもう少し先だろう。
カブトムシメス蛹0630-1_1.JPG


















蛹室は、内壁がつるつるで湿っていてしっかり固められている。
作る時に何か液体を出して塗り固めているのだろう
オスとメスで大きさが違う。
当然オスは角があるため、その大きさまで計算して作らなければならない。
小さければ角が曲がってしまう。
幼虫の時に、自分はオスだからこのくらいの大きさでと判断しているのだろう。スゴイ!
その大きさを測ってみた。
オスは高さ約7~8cm、径3~4cm。
メスは高さ約4~5cm、径3~3.5cm。
径はさほど変わらなかったが、高さがオスの方が約1.5倍ほどある。
家のは皆小さいのでこれくらいだが、大きい個体になるともっと大きな蛹室になるだろう。

今日掘り返したケースには8頭入れていたが、成虫オス3頭・メス3頭、蛹メス1頭、死亡メス1頭であった。
自然界では羽化して少しの間蛹室で過ごすようだが、人為的に掘り返すことがどんな影響を与えるか気になるところである。そう考えれば、やはり個別飼育が望ましい。
あと2ケースあるので、早いうちにまたやらねばなるまい。
カブトムシを飼うのは今年で終わりにしたい。
カブトムシ幼虫頭殻0630_1.JPG


















2014年6月30日
コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X  


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