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クロスズメバチ [ハチ・ハエ・アリ]

黄色い悪魔と呼ばれるスズメバチたちも巣を解散して新女王が越冬に備えている頃だが、このところあちこちで体の黒い「クロスズメバチ」を見る機会がある。
この日も、陽のあたる枯草の上で日向ぼっこ?をしている個体を見つけた。
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触角が長いので数えてみたら、12節あったのでオスバチなのか?
調べて見ると、他のスズメバチの仲間の多くは新女王やオスバチが9~11月に羽化するのに対してクロスズメバチは、10~12月と遅いようだ。
先の記事に書いたビワの花にも、数頭が花から花へ飛び回っていたが、一つの花での滞在時間が短く撮影する事は出来なかった。
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2010年12月15日 東京都
 膜翅目 スズメバチ科 クロスズメバチ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


ビワの花 [季節]

丘陵の果樹園でビワの白い花が、咲いていた。
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傍に立っていると、様々な羽音がぶんぶんと聞こえてくる。
一番大きな羽音は、キイロスズメバチだった。
高い花を飛び回り、下には降りてきてくれなかったが、女王だったのだろうか。
一番多かったのは、「ホソヒラタアブ」。
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少しい大きい羽音は、「ハナアブ」だ。
12月ともなると、訪れる虫たちもめっきり減ってしまったがアブやハチたちは元気に飛びまわっていた。
こんな寒い時期でも活動している虫たちのお陰で、来年実を付ける事が出来る。
ビワにとってはありがたくかけがえのないアブやハチたちだ!
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2010年12月15日 東京都
 双翅目 ハナアブ科 ホソヒラタアブ、ハナアブ
CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye/430EXⅡ(1枚目)
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


この時期目に付くウコンカギバ [チョウ・ガ]

今日も寒い一日、朝も冷え込んだようだがこの時間に家に帰ると、室内は8℃とこの冬初めての寒さ。
いよいよ、衣類も室内も本格的な防寒対策が必要になってきた。

フユシャクを探していたら、コナラの幹に鮮やかな薄いオレンジ色の蛾を見つけた。
コナラなどの葉は黄葉しているがそれよりも鮮やかで、幹にへばりついているので目立つ存在だ。
カギバ科の「ウコンカギバ」だった。
名前のウコンとは、あの飲み過ぎに効くウコン色ということだろうか?
そうであれば、今まさしくこの成分を必要としている状況だ!
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手元の図鑑では5~11月とあるが、まだ頑張っているようだ。
越冬体が何なのかわからないが、まだ翅もきれいな個体でこのまま越冬するようにも思えた。
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2010年10月15日 埼玉県
 鱗翅目 カギバ科 ウコンカギバ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


ナガサキアゲハの蛹 [チョウ・ガ]

モズのはやにえを探していたら、柑橘類の幹で大きな蛹を見つけた。
この木では少し前にアゲハの蛹を探していたが、その時見逃していたようだ。
アゲハと比べると格段にでかく、迫力がある。
このあたりでアゲハの仲間で思いつくのは、ナガサキアゲハだが大きさ以外の識別点が思い出せずに戻って調べることにした。
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調べると、頭の突起の形や反り具合から「ナガサキアゲハ」でよさそうだ。
今まで成虫や幼虫は見てきたが、蛹は初めてでその大きさと色の美しさには驚いた。
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以前に紹介したアゲハの蛹は、ここにある数本の柑橘類の木から数十m移動して蛹化したと思われる。
蛹になってだいぶ経つが、薄い緑色から木の色と同じような色に変化し、すっかり景色に溶け込んでいた。
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2010年12月15日 東京都
 鱗翅目 アゲハチョウ科 ナガサキアゲハ、アゲハ(ナミアゲハ)
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


今年は少ないモズのはやにえ [鳥]

モズが高鳴きを始めた頃から毎年はやにえが見られる数か所で、ずっと探してきたが今年はなかなか見られなかった。
今日、ようやく一つ見つける事が出来た。
芽が膨らんできた梅の枝先に、アオクサカメムシかツヤアオカメムシあたりだろう。
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昨年は、カマドウマやコバネイナゴカナヘビなどが見られたが、今年はまだこれだけ。
暖かいので、えさが豊富なのだろうか?
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2010年12月15日  東京都
 モズのはやにえ    CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM

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