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白い粉に覆われたコフキサルハムシ [甲虫]

今日は、里山の田植えだった。
天気にも恵まれ、200人近くの参加者で田んぼは大賑わい。
大人から小さい子供たちまで、泥だらけになって苗を植えていた。
スタッフの方々、ボランティアの方々、参加者の方々お疲れさまでした。
田植え0605.JPG


















田植え1-0605.JPG







 









一方僕は、午後から生き物倶楽部の自然観察会だったので田植えには参加できなかった。
田植えと重なってしまったが、中には午前中田植えをして午後から観察会という生き物好きの方もいらっしゃって15名弱にご参加いただいた。
月2回のうち、月初めは動物、あと一回は植物と分けての観察会。
動物といっても鳥見は雑木林が木々で覆われているために厳しく、主に昆虫中心だ。
民家前の湿地で鳴くオオヨシキリや雑木林でヤマガラの声を聞きながら、谷戸を歩いて40種弱の生き物を観察できた。中でも一番人気は、ヒモワタカイガラムシだった。

今日見た中で初めての虫が、体に真っ白な粉を纏って綺麗なこの「コフキサルハムシ」。
日が経つにつれこの粉は落ちてしまうようだが、この個体は新鮮だった。
2冊ある手持ちの図鑑の一方ではリンゴコフキハムシとなっていて、どちらが正式名なのかは分からない。食草はクリ、クヌギ、エゴノキ、ウメ。
今日はコンデジしか持っていなかったので、改めて取り直したい種である。

他にもシラホシカミキリやウラナミアカシジミなども見ることが出来て、多くの参加者の目は凄いなぁと改めて感じたのだった!
コフキサルハムシ0605.JPG


湿地のトンボ [トンボ]

湿地の池ではたくさんのシオカラトンボのオスが飛んでいた。
とりあえずここに来た目的はすぐに果たせた。
シオカラトンボオス0604.JPG
















オス同士が追いかけあいをしている中で、色の異なるトンボが参戦。
真っ赤に成熟したショウジョウトンボのオスだ。
メスも岸辺の草にあちこちとまっていた。オスと異なり、金色に輝く翅が美しい。
ショウジョウトンボ0604.JPG
















ショウジョウトンボメス0604.JPG
















5月20日に訪れた時にはたくさんいた「アジアイトトンボ」は数はまばら。
ようやく交尾個体を見つけた。
アジアイトトンボ交尾0604.JPG
















綺麗なターコイズブルーのイトトンボを見かけた。
その時は気にもしなかったのだが、少ししてホソミオツネントンボ?と疑って探したが、見つけることは出来なかった。果たしてここに生息しているのだろうか?
セリの葉に「キアゲハ」の幼虫がいた。黒い色は鳥の糞に擬態しているのかもしれないが、ここにはとても不自然に思えた。まもなく脱皮して緑色に変身するだろう。
キアゲハ幼虫0604.JPG
















湿地脇に生えている木に何かがとまったので、見ると「ムカシヤンマ」だった。
8mくらいの高さだろうか。
幹にへばりつくようなその姿は、やはり原始ヤンマの末裔の証明だろうか。
ムカシヤンマ0604.JPG


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