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幼虫たちのその後 [チョウ・ガ]

5月28日に記載したアカタテハVSフクラスズメのその後だが、数日後にはフクラスズメ幼虫の姿は消えてしまった。どうやら蛹化のために地面に降りたようで、カラムシの葉もアカタテハの幼虫が食べるには十分残されていた。ここの両者はたまたまだったかもしれないが、うまく出来たものだと感心。
6月6日、アカタテハ終令幼虫が2頭ほど見られた。
ただ葉にシマサシガメがいて、既に数頭の幼虫は犠牲になっていた。
この状況からみると、無事成虫となれるのは1頭いるかどうか?やはり厳しい世界だ。
少し離れた場所のカラムシを見ると、アカタテハ幼虫の巣の中が丸見え。
中では、前蛹の幼虫がぶら下がっていた。
アカタテハ0606.JPG
























何で葉が破られているのかと良く見ると、巣の中にフクラスズメの幼虫が入り込んでいた。
恐らくこの幼虫が食べたと思われる。申し訳ないが別の葉に移ってもらった。
外から丸見えなのでちょっと心配だが、今後も観察しようと思う。
アカタテハ1-0606.JPG
















今年はあちこちのサルトリイバラでルリタテハの幼虫が多く見られる。
2本のサルトリイバラに計4頭がついていたのだが、見ると2頭は寄生されていたようで幼虫の脇に白い繭がありほとんど動かない状態。1頭はいなくなり1頭のみが確認できた。
別の場所で観察していた幼虫は、3頭のうち1頭がアオクチブトカメムシの幼虫に捕食されミイラになっていた。どうやって餌の存在を知るのか不思議だが、数頭のカメムシ幼虫が集まっていた。こうしてみるとやはりチョウの幼虫の生存率はかなり低そうだ。
ルリタテハ0606.JPG
















以前に掲載したコガタスズメバチの初期巣だが、道の脇だったので駆除されてしまったようで跡形もなく消えていた。とっくりの形を見たかったので残念だが、場所が場所だけにしょうがない。


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