ニホンイシガメ [両生類・爬虫類]
朝から小雨が降っていたが、昼前には止んだ。
継続して観察している虫たちを見た後に、湿地に行ってみた。
天気が悪いせいか、トンボたちはほとんど活動していない。
池の周りを歩いていると、岸の水際にカメがいた。
近頃見かけるカメといえば、圧倒的に多いのが外来種のミシシッピアカミミガメ=ミドリガメである。
夜店やペットショップで売っているあの小さな緑色のカメだ。
かわいいからとついつい買ってしまい育てていると、大きくなって飼い切れずに池や川に捨ててしまったのだろう。
それでもたまに在来種のクサガメを見る事はあった。だが今日見たのはどちらとも違う。
手元に確認できる図鑑がないが、多分「ニホンイシガメ」。
大きさは約30cmほどの結構大きい個体だった。
イシガメといえば子供の頃に小さいのはゼニガメと呼んで、家の近所の池や小川にいたものだが最近はすっかり減ってしまって東京都のレッドデータでこの地域ではBランク、環境省RDBの「危急種(絶滅危惧Ⅱ類)」に相当する種だ。
ここの湿地もだいぶ水量が減っていてちょっと心配だが、間もなく梅雨に入るので大丈夫だろう。
これからも頑張って長生きしてほしいものだ!