ウバタマムシの体当たり [甲虫]
尾根道を歩いていると、いきなり羽音が聞こえお腹に何かがぶつかって地面に落ちた。
スズメバチかとビクッとしたが、足元を見てニタッと笑ってしまった。
「また、お前か。そういえばそんな季節か♪」って。
「ウバタマムシ」だ。
昨年も同じこの場所で2日続けてぶつかってきた。
このあたりに、松の枯れ木でもあるのだろうか?
相変わらず死んだふり作戦のようだが、通用しないのだ!
折角なので、昨年同様同じ木で、モデルになってもらった。
今日のやつは、おとなしい。
木に止まらせても、じっと動かない。
調べると昨年ぶつかってきたのは7月16と17日だった。
今年は15日、何と一日違い・・・奇遇である。
ヤマトタマムシはどうだろうかと、谷戸の大榎を見に行くとてっぺんあたりにたくさん飛んでいた。
近いうちに出会えると良いのだが!
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信州の甲虫 その4 ヒメシロコブゾウムシ [甲虫]
霧が峰周辺では、まもなくニッコウキスゲが見頃となるそうだ。
この日は、咲き初めといったところであちこちに蕾が見られ、オレンジ色の花がところどころ咲いていた。
散策路には、高山植物のコバイケイソウが見られた。
1mほどの大きさで、その名の由来の通り小さなウメに似た花をたくさんつけていた。
後に見える赤い花は、まもなく花期が終わるレンゲツツジ。
ニッコウキスゲとバトンタッチだ。
このあたりの葉の上で見られるのが、「ヒメシロコブゾウムシ」。
大きさは11~14mm。
真っ白な体に、黒い模様がありこの模様は個体毎に異なっている。
緑の葉上に白ととても目立つのだが、これも鳥の糞の擬態のようだ。
危険が迫ると、死んだふりをして、葉から落ちたりする。
このゾウムシは、狭山丘陵では見たことが無いが、狭山でも見られる似た仲間に「シロコブゾウムシ」がいる。
15~17mmと大きく、背中のコブがもっと大きいので区別はしやすい。