信州の甲虫 その4 ヒメシロコブゾウムシ [甲虫]
霧が峰周辺では、まもなくニッコウキスゲが見頃となるそうだ。
この日は、咲き初めといったところであちこちに蕾が見られ、オレンジ色の花がところどころ咲いていた。
散策路には、高山植物のコバイケイソウが見られた。
1mほどの大きさで、その名の由来の通り小さなウメに似た花をたくさんつけていた。
後に見える赤い花は、まもなく花期が終わるレンゲツツジ。
ニッコウキスゲとバトンタッチだ。
このあたりの葉の上で見られるのが、「ヒメシロコブゾウムシ」。
大きさは11~14mm。
真っ白な体に、黒い模様がありこの模様は個体毎に異なっている。
緑の葉上に白ととても目立つのだが、これも鳥の糞の擬態のようだ。
危険が迫ると、死んだふりをして、葉から落ちたりする。
このゾウムシは、狭山丘陵では見たことが無いが、狭山でも見られる似た仲間に「シロコブゾウムシ」がいる。
15~17mmと大きく、背中のコブがもっと大きいので区別はしやすい。
2009-07-11 21:22
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コメント(2)
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擬態って、前から疑問だったんですが、人と虫では可視光域が違いますよね。
人から見て 「そっくり」 でも、虫から見たらどうなのかしら。
人と虫では世界の見え方が違うと思うんですが、やっぱり彼ら自身にも 「そっくり」 に見えてるものなんですか?
by take (2009-07-12 00:26)
takeさん コメントありがとうございます。
そうなんですよね!人間から見ると本当によく似た擬態なのですが、虫から見るとそんな認識は無いのではと思います。
何かに似てる・・・は人間の勝手な思い込みかもしれませんね。
でもその効果は間違いなくあると思うのです。
by hirokou (2009-07-13 00:43)