エサキモンキツノカメムシの集団 [セミ・カメムシ]
昨日の夕方、笹で「ニイニイゼミ」の幼虫を見つけた。
脱殻かと思ったら、少しづつ茎を登っているのでこれから羽化するようだった。
羽化のシーンを撮影するかとじっと待っていたが、なかなか足場を決めずそのうちにとうとう細い笹のてっぺんまで登ってしまった。
風もあり笹が揺れるので、落ちるんじゃないぞとはらはらしていると、案の定風にあおられずるずる下の葉まで滑り落ちた。
やめればいいのにまた登り、落ちこれを2回ほど繰り返し3回目でとうとう地面に落下してしまった。探せど下草に阻まれ、見つけられない。
今日同じ場所へ行ってみたが、あたりで脱殻は見つからなかった。
長い間土の中でこの日を目指し、モグラなどの敵から逃れようやく地上に出たというのにあと少しというところで、厳しい現実だ。
雑木林では、無事羽化した「ヒグラシ」の脱殻があった。
早朝、夕暮れにカナカナという声がそろそろ聞かれるのだろう。
ミズキの葉の上で、ハーティーな虫「エサキモンキツノカメムシ」の集団を見つけた。
このような集団がいる葉っぱがあちこちにあった。
少し前に、卵が孵化して役目を終えた母親がいなくなったなぁと思っていたのだが、もう成虫になっているとは成長の早さには驚きである。
ここの集団は羽化が早かったのだろうか?
中にはまだ幼虫が混じっていた。
ミズキは実をいっぱいにつけているので、彼らも食事には困らないであろう。
ウバタマムシの体当たり [甲虫]
尾根道を歩いていると、いきなり羽音が聞こえお腹に何かがぶつかって地面に落ちた。
スズメバチかとビクッとしたが、足元を見てニタッと笑ってしまった。
「また、お前か。そういえばそんな季節か♪」って。
「ウバタマムシ」だ。
昨年も同じこの場所で2日続けてぶつかってきた。
このあたりに、松の枯れ木でもあるのだろうか?
相変わらず死んだふり作戦のようだが、通用しないのだ!
折角なので、昨年同様同じ木で、モデルになってもらった。
今日のやつは、おとなしい。
木に止まらせても、じっと動かない。
調べると昨年ぶつかってきたのは7月16と17日だった。
今年は15日、何と一日違い・・・奇遇である。
ヤマトタマムシはどうだろうかと、谷戸の大榎を見に行くとてっぺんあたりにたくさん飛んでいた。
近いうちに出会えると良いのだが!