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ヤマアカガエルの卵塊 [両生類・爬虫類]

18日に初めて姿を見せたヤマアカガエルたちは、ひと足早い春を謳歌して次の世代に繋ぐたくさんの卵を水辺に残した。
まだ産卵にやってくるものもいるのだろうが、ほぼピークは過ぎたように思う。
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真新しい卵塊は、卵を包む寒天質が透明で陽の光を浴びてキラキラ輝きとても美しい。
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卵塊に手を入れてすくってみた。
ヌルっとした感触とともに、ひんやりとした冷たさが心地良い。
この黒い一粒一粒がオタマジャクシになるとは、凄い数だ。
早いものは、そろそろ孵化して泳ぎ始めるだろう。
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2月26日 東京都
 無尾目 ヤマアカガエル卵塊  RICOH CX4(1枚目)、
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM

季節は進んで・・・ [季節]

今年はタンポポの花を1月の終わり頃にはあちこちで目にしたのだが、今の時期めっきり見られなくなってしまった。
例年モンキチョウが発生すると、タンポポで吸蜜するのを見かける。
ここ数年は1月末の発生だったので、今年はタンポポが例年通りでチョウの発生が遅れている感じだ。
そんな中、ようやく一輪咲いているのを見つけた。
花の前で少しの間粘ったが、残念ながら結局一度もとまってはくれなかった。
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湿地を歩いていると、木の梢に「ホオジロ」のメスがいた。
少し前なら姿を見かけると一目散に飛んで行ってしまったのだが、このところ近づいてもあまり逃げない。
ホオジロに限らず渡って来た冬鳥たちは、時が経つとともに人に慣れてしまうのだろう。
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白の紋付羽織りの「ジョウビタキ」のメスも、例にもれず人を恐れない。
鳥の撮影には短いレンズでも、そこそこの大きさで写せるようになった。
慣れた頃には、お別れの時期がやってくる。

朝晩まだまだ寒いと思っていてもしっかり季節は進んでいて、生き物たちはそれを敏感に感じ取って生きている。
冬鳥たち、今年はいつまでいてくれるだろうか?
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2011年2月22日 東京都
 キク目 キク科 タンポポ(セイヨウタンポポ?)
 スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ
 スズメ目 ツグミ科 ジョウビタキ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM(1枚目)

CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


春一番 [季節]

今日は、気温が20℃を超え、一気に春を感じる一日だった。
朝からぽかぽか、いつもの服装で歩いていると汗が噴き出す暖かさ!
春一番も吹いたようだ。

草はらでは、冬越ししていた「キタテハ」が待ってましたとばかりに飛び交っていた。
どこにこんなにいたのだろうと思うくらいの個体数だ。
枯れ草の上で日向ぼっこ。
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今年初めて見る「キタキチョウ」。
冬の間、越冬個体を探したが結局見つからなかったのだがどこかで越冬していたのだろう。
とても冬を越したとは思えない綺麗な翅をしている。
こんなに目立つ鮮やかな黄色なのに、見つけられないのも不思議なものだ。
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歩いていてふと足元を見ると、「ハラヒシバッタ」がいた。
このバッタは幼虫越冬だと思っていたが、これはしっかり翅のある成虫だ。
このところの暖かさで脱皮して成虫になったのか、それとも成虫で越冬していたのか?

春の陽気のお陰で、様々な生き物たちに出会えた一日。
ミヤマセセリやコツバメたちスプリングエフェメラルの登場が待ち遠しい!
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2011年2月25日 東京都
 鱗翅目 タテハチョウ科 キタテハ
 鱗翅目 シロチョウ科 キタキチョウ
 直翅目 ヒシバッタ科 ハラヒシバッタ
RICOH CX4


オギの茎の穴 [チョウ・ガ]

谷戸のススキやオギも枯れてしまったが、生き物のために刈られずに残されている。
鳥たちや越冬している虫たちにはありがたい。
枯れた草の種を啄む鳥たちは隠れ家に、越冬している虫たちは株の根元が寒さをしのげる暖かい場所だ。

枯れたオギを見ていると、茎に小さな穴があいている。
中に何かがいるのだろうか?
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この穴のある節を割ってみると、中から出てきたのは背中に薄紫の模様のある丸々と太った白い芋虫だった。
オギの茎の空洞にぴったりはまって、これ以上太ったらどうなるのだろうかというぐらいだ。
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調べると、ニカメイガという蛾の幼虫だった。
イネの害虫で年に2回出現する事からこの名が付いたようだ。
この幼虫は、イネノズイムシとも呼ばれる。

シジュウカラなどの小鳥が、よくオギ、ススキ、ヨシなどをパキパキと裂いて何かを食べていて、枯れた葉と茎の間にいるカイガラムシだと思っていたが、茎の中にいるこの虫も食べているのかもしれない!
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2011年2月22日 東京都
 鱗翅目 メイガ科 ニカメイガ
RICOH CX4(1枚目)  

CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


飛ぶ アオサギ [鳥]

昨日も青空が広がったが、野山北・六道山公園のインフォーメーションセンターの前でふとその青空を見上げると大きな鳥が飛んでいた。
このところよく見かけるトビやノスリとは違う。
カモメ?にしては翅と足が長く大きい。
だいたいカモメはここにはいない!
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正体は、昨年里山の田んぼでよく見かけたサギの仲間でも最も大きい「アオサギ」だった。
そういえばこのところすっかり姿を見せずどうしたのだろう?と思っていたのだが、久しぶりにその姿を見る事が出来た。
アカガエルが現れたので、水辺のレストランにやって来たのだろうか。
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夕方、里山民家の上空でもまた遭遇。
同じ個体だろうか?
これから、田んぼや湿地で餌を啄む姿が見られるかもしれない。
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2011年2月22日 東京都
 コウノトリ目 サギ科 アオサギ     CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ

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