春の花 先取り [植物]
立春を過ぎて、暖かい日が続いた。
2月4日にモンキチョウが飛んだ。
いよいよ春めいてきたようで、足元にも気の早い春の花が咲いている。
ホトケノザより少し遅れて咲き始めた「ヒメオドリコソウ」。
早春に見られる花としては、いつもホトケノザと混同してしまう。
共にシソ科だが、毎年いい加減に覚えろと自分に言い聞かせる。
この花にはミツバチなどが訪れるが、花に頭を突っ込んで出てくると頭の上にたくさんの花粉が付いている。何故だろうと花をよく見ると、おしべが上側についていて頭を入れるとのおしべの花粉がハチの後頭部に付着するようだ。
田んぼの畦では、「タネツケバナ」が咲いていた。
この花は在来種だが、よく似た外来種のミチタネツケバナも勢力を拡大している。
まだ種を付けていない時期には、茎に毛があるかないかで見分けられるようだが今日はそこまで確認しなかった。とりあえずタネツケバナとしておこう。
草はらでは、「ナズナ」の白い小さな花が見られた。
別名「ペンペン草」で、種が付いたら少し茎から剥がして回すとペンペンと音がするからと昔教わった。
あと少しすれば、これらの花たちもたくさん咲き誇るのだろうが、今の時期見る目を暖かくほっとさせてくれる存在だ。
2011年2月6日 埼玉県
シソ目 シソ科 ヒメオドリコソウ
フウチョウソウ目 アブラナ科 タネツケバナ、ナズナ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
オナガグモ? [その他の虫]
今年も谷戸の木柵を見て歩いているが、例年になく虫が少ない。
いつもならフユシャクのメスなど色々見られるのだが、今年は姿が無い。
そんな中、黄緑色の細長いものがいた。
この大きさで今の時期細長いものといえば・・・・・。
オナガグモに違いない・・・・?
肉眼では詳細が見えないのでマクロレンズを通して見たが、オナガグモの顔ってこんなんだっけ?
まだ幼体なのかもしれないが、確信はない。
ひょっとしてアシナガグモの仲間なのか?
このところベニシジミの幼虫探しにはまっている。
この日見つけたのは、綺麗なピンク色をした個体だった。
先日は、緑のギシギシに葉と同じ色をした幼虫だったが、この個体はきれいなピンク色をしていた。
葉の色が、赤っぽいので幼虫もこんな色だろうか?
自分のいる葉の色と体の色が似ているのは、自らそれを感じて色を変えているのか不思議に思うところである。
2011年2月3日 東京都
真正クモ目 ヒメグモ科 オナガグモ?
鱗翅目 シジミチョウ科 ベニシジミ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM