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自然の造形 [自然]

節分の今日は、少し風が冷たかったが暖かい一日だった。

チョウの舞を期待していたが、残念ながら出会う事は出来なかった。
キチョウは1/12、テングチョウは1/19に見る事が出来たのだが、モンキチョウだけはまだ未見だ。
風さえなければ・・・、そんな気候だった。

湿地では、「ガマ」の穂があちこちで爆発していた。
一つの穂をギュッと握ってみると、もこもこもこっと中から綿毛の付いた種が噴き出して風に乗って飛んで行った。
ん~!花火のヘビ玉みたいで面白い!!楽しいが、一つだけにしておいた。
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風の遮られた谷戸の陽だまりでは、数匹のアブが飛んでは枯葉にとまって日向ぼっこ。
よく見かけるヒラタアブより大きく特徴のあるお尻の横線が明瞭。
調べると、「フタホシヒラタアブ」のようだ。

さすがハエと同じ仲間だけあって、手をすり足をすりとその仕草はまさしくハエだった!
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種を飛ばした「ススキ」の穂が、くるりんと丸まって面白い形だった。
今の時期枯れた草は刈られる運命だが、ススキは生き物のよりどころとして刈り残されている。
株の根元でクビキリギスやツチイナゴなどのバッタを始めとして、たくさんの生き物たちが越冬しているに違いない。
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それぞれの穂が異なった弧を描いているのが面白く、まさしく「自然の芸術」。
気にいった穂を、切り撮ってみた。

明日は立春、東京は最高気温が13℃と3月中旬並みの暖かさらしい。
susuki1-0203.JPG
























2011年2月3日 埼玉県
 ガマ目 ガマ科 ガマ
 双翅目 ハナアブ科 フタホシヒラタアブ
 イネ目 イネ科 ススキ             CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


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