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アオバセセリ幼虫のお食事タイム [チョウ・ガ]

もうスミナガシは蛹になっているのだろうと、アワブキの木に見に行った。

着くと既に木を見上げている方がいた。愛野緑さんだった。お会いするのはお久しぶりだ。
聞くと、アオバセセリの幼虫がいるとの事。
最初は膝ぐらいの高さにいてそこから上へ上へと登っているらしい。
アオバセセリ幼虫1110.JPGアオバセセリ1-1110.JPG見ていると、てっぺんの方まで登り降りてきた。
あっちの葉、こっちの葉の上をうろうろ。いったい何をしているのか?




アオバセセリ3-1110.JPGそのうちにV字になった葉にやってきて、両端を糸で紡いでその中で動かなくなった。
これが巣なのだろうか?





アオバセセリ2-1110.JPGアオバセセリ4-1110.JPG近くの葉では別の幼虫がお食事の最中だ。
少しすると食べ終わったようで、幹を下りてきた。




アオバセセリ5-1110.JPGアオバセセリ6-1110.JPGこちらもすぼんだ葉の上で落ち着いた。

この他にももう1頭、葉を食べていたがやはり同じような葉に移動した。
みなこの時間、巣から出てお食事タイムだったようだ。

ミノウスバの産卵 [チョウ・ガ]

マユミの実1109.JPGマユミ実1-1109.JPG丘陵では、マユミの木がピンクと赤の実で賑やかだ。
昨日曇りで撮影したので、少し暗くなってしまった。




ミノウスバ1-1110.JPG今日もこの木の前を通ったので、近くへ寄ってみると枝に蛾がとまっていた。
茶色い毛に透明な翅の「ミノウスバ」。
だが様子がおかしいので触ってみると、既に死んでいた。




ミノウスバ1110.JPGこの時は、傷もないため寒さにやられたかと思ったのだが、帰って写真を良く見るとその理由が分かった。

枝にはびっしり卵が産みつけられていて、きっと力尽きたのだろう。
ミノウスバの幼虫の食樹はマユミ。
卵は外敵?寒さ?から守るためだろうか鱗毛でしっかり覆い隠されていた。

意外とたくさんあったクロコノマチョウの蛹 [チョウ・ガ]

クロコノマチョウの幼虫を見に行った。
11月4日にいた終令幼虫は、前回いたジュズダマを探すもほとんど見つからない。

クロコノマ蛹11.09.JPGクロコノマ1-1109.JPGようやく1頭だけ見つかり、さらに1頭は前蛹になっていた。
その他は一体どこに行ったのかと、くまなく探してみると下草に5個の蛹と1頭の前蛹があった。



クロコノマ蛹3-1109.JPGさらに地面に落ちた蛹を4個見つけた。
この4個はそのままにしておこうかとも思ったのだが、持ち帰って羽化を確認することにした。





クロコノマ蛹2-1109.JPG前蛹?蛹?脱皮失敗?不思議な個体が1頭いた。

最終的に、見つけた蛹18個、前蛹4頭、終令幼虫3頭とかなりの数だった。蛹は内部が色付いて固まった羽化間近のものはなく、羽化まではもう少しかかりそうだ。今日は、成虫を見ることはなかった。



アキアカネ1109.JPGアキアカネ1-1109JPG.JPG池には、アキアカネのオスが浮かんでいた。死んでいるのかと近寄ったら、翅を動かした。
力尽きて、水に落ちたのだろうか?



ふらっとfield散策 [季節]

ここ数日、寒さが厳しい。
昨日は昼過ぎまで家の用事をしていたせいで、出掛けるのがすっかり遅くなってしまった。
陽が落ちるのが早く時間が余り無いのでふらっと歩いてみた。

ススキ1104.JPG草はすっかり茶色に変わり、あれだけ勢いのあったカナムグラも枯れてすっきりした感じだ。
草むらではススキが存在感を主張している。
アオジやミヤマホオジロなどの鳥たちがやってきて、その分賑やかにはなってきた。




ヤマトシジミ1104.JPGススキの穂や、コセンダングサの花の上ではヤマトシジミたちがとまっていた。
近づいても逃げることなく、はや眠りにつこうというのだろうか?





マユタテアカネ1104.JPGトンボはすっかり数が減ったが、この日はマユタテアカネを見ることが出来た。
お尻が赤く色付いていたが、やはり一頭だけでは寂しい・・・・。





ノハラアザミ1104.JPGリンドウ1104.JPG林縁で、小さなノハラアザミを見つけた。
大きい株を見かけるが、これはとても小さかった。

秋を代表する花、リンドウもあちこちで見られるようになった。
青紫色の花がとてもきれいだ。





ホオノキ1104.JPGトチノキ1104.JPG陽が傾いて日陰になった山影で、ホオノキが葉を落としていた。
ホオノキの葉は、落葉してもかなりの間その形を残している。
一方葉が良く似たトチノキは、紅葉して夕日を浴びて輝いていた。
こちらは散るとくるくる丸まったりして、あっという間に跡形もなくなってしまう。
ホオノキはモクレン科、トチノキはトチノキ科、やはり似て非なるものなのだ。


クロコノマチョウの初令幼虫はどうなった? [チョウ・ガ]

10月20日に紹介したクロコノマチョウの初令幼虫は、どうしているのか?
あれから2週間、昨日から思いもよらぬ寒波に見舞われたので気になって見に行った。

ジュズダマ1104.JPG幼虫のいたジュズダマの葉を一枚一枚丁寧に確認したが、一匹も見つけることが出来なかった。
寒さにやられたのか?捕食されたのか?今となってはわからない。

他のジュズダマを見て回ったら、どの株も見事に坊主。
昨年はここまで葉がなくなってはいなかったように思う。
昨年より、幼虫がたくさんいたのかもしれない。





クロコノマ幼虫1104.JPGクロコノマ幼虫1-1104.JPG葉の裏を探すと、終令と思われる幼虫がまだあちこちに見られた。
葉がないからだろうか、下に降りて彷徨っている?個体も見られた。




クロコノマ幼虫2-1104.JPGクロコノマ蛹11-04.JPG蛹も2つ確認できた。
この寒さの中で、蛹が無事羽化できるのか?
幼虫たちが蛹になり、羽化できるのか?
続けて見ていきたい。


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