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小春日和の一日 [季節]

このところ休みの日はいつも曇りだったが、久しぶりに良い天気となった。
風もほとんど無く、とても暖かい小春日和。
こんな日は、いろんな虫たちが動き出す。

ウラナミシジミ1127.JPGこの時期すっかり花は見当たらないが、唯一咲いているコセンダングサで「ウラナミシジミ」を見つけた。
翅もさほど痛んではいない。
よく見られるヤマトシジミより一回りほど大きく、かなりのスピードで花から花へと飛び回っていた。



ハラビロカマキリ1-1127.JPG日当たりの良いコナラの木にお腹の大きいメスの「ハラビロカマキリ」の褐色型がいた。
昨年この褐色型を探していたのだが、結局見ることは出来なかった。それが今年は何と2回も見ることが出来た!





ハラビロカマキリ1127.JPGここで何をしているかと思ったら、集まってくるテントウムシを食べていた。
この木は、冬の間天気が良いとたくさんのテントウムシがやってくるのだ。
テントウムシはさわると嫌なにおいを出すのだが、カマキリに臭いは通用しないのだろうか?
虫の少ない今では、少々まずくとも腹の足しという事だろうか?







クビキリギス1127.JPG草むらを歩くと、コバネイナゴがピョンピョン飛び出す。
暖かさで活性があがっているようだ。
チカラシバの根元に「クビキリギス」がいた。
コバネイナゴはまもなく死んでしまうが、この虫は成虫で越冬するキリギリスの仲間。
陽射しを求めて出てきたようだ。


イチョウの落葉.JPG今の時期日が落ちるのが早く、午後3時を回ると谷戸では日が翳って思うような撮影はできない。
イチョウの木の根元では、間もなく翳る陽を浴びて緑の芝に黄色のアクセント。




たんぽぽ1127.JPGタンポポの種も、きらめいていた。







ヤマトシジミ1127.JPG日陰になった草むらでは、「ヤマトシジミ」が休んでいた。
このまま眠りにつくのだろうか?


クロコノマチョウの翅表 [チョウ・ガ]

クロコノマ蛹1127.JPG残り1頭になった我家にいるクロコノマチョウの蛹の翅が、ようやく黒くなってきた。明日には羽化するだろう。
11/9に蛹化場所から地面に落ちていた4つの蛹を持ち帰り、3つは11/18までに羽化したが最後の1つはかなり遅れての羽化だ。
何はともあれ全てチョウになってくれれば責任は果たしたような気がする(^.^)



クロコノマ幼虫11.27.JPG幼虫がどうなったか気になって見に行った。
2頭いたうちの1頭は、寒さのためか茎にとまったまま息絶えていた。
ここ数日は比較的暖かいが、その前はとても寒い日が続いたからか。




クロコノマ幼虫1-1127.JPGもう1頭は、少し移動した食草とは異なる枯れ草の上にいた。
蛹化場所を探しているのだろうか?
体の色艶も悪く、無事蛹になれるのかかなり厳しい状況のように思えた。
幼虫がいた周りの下草で今日もまだ緑色の蛹を10個見つけた。
前回ここで見つけた蛹は4つほどだったので、見つけ損なっていたのかまだ幼虫がいて蛹化したのかはわからない。

クロコノマ2-1127.JPGクロコノマ1127.JPG落ちた枯葉を除いて蛹を探していたら、手元からクロコノマチョウがぎこちなく飛んで落ちた。
どうやら羽化したばかりのようで、翅が柔らかくて飛べないようだ。
枯葉の上にいると、まさしく葉と同化してしまう。
一度目を放すと、どこにいたか探すのに時間がかかってしまった。





クロコノマ開翅1127.JPG見ているとラッキーなことに、翅を開いてくれた。
じっくり開翅を撮影できたのは初めてだ。
2対の白紋とオレンジが美しい。
左前翅少し痛んでいるのは、飛んで下草の中に潜り込んだ時に傷ついたのだろう。

まだ緑色の蛹たちが羽化するのはいつ頃になるだろうか?


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