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まだまだ頑張っているバッタたち [バッタ]

ネムノキ11.10.JPG展望デッキの下にあるネムノキ。
さすがマメ科だけあって、大きなマメの実をつけている。
名前の通り、日が暮れると葉を閉じるようだが閉じたところは見た事がない。




オンブバッタ.JPG秋も深まり、ひっそりした草むらに目を凝らすと、「オンブバッタ」のメスが目にとまった。
翅や体の痛みもないきれいな個体だった。





ショウリョウバッタモドキ1110.JPGこちらはススキの葉にいた「ショウリョウバッタモドキ」のメス。
夏の間たくさん見かけたオスは、一匹も見つけることができなかった。
そういえばご本家ショウリョウバッタを見かけない。





ハヤシノウマオイ1110.JPG足元から飛び出たのは「ハヤシノウマオイ」。
よくも生きていたものだ。
こちらもメスでオスは死んでしまったのだろうか?
イヌタデとのコントラストがきれいだ。




コバネイナゴ1-1110.JPG

稲刈りを済ませた田んぼの脇には「コバネイナゴ」の幼虫がいた。
この時期まだ幼虫というのもちょっと心配だ。






コバネイナゴ1110.JPGこれもコバネイナゴだろうか?
こちらも幼虫だが、茶褐色の色がやけに濃い。


これらのバッタたちも、もうすぐ姿を消すだろう。
寂しい冬がやってくる。


キタテハ翅裏の保護色 [チョウ・ガ]

キタテハ1110.JPG先日、栗の木の横を歩いていると葉の裏に不自然な枯葉を見つけた。
まだ緑色の葉の裏に、枯葉がちらちら揺れている。

何?とよく見るとチョウか蛾の翅の裏だ。
ちらちらしているのは、翅を開いたり閉じたりしているからだった。



キタテハ2-1110.JPGその正体は「キタテハ」。
翅の痛みが無いきれいな秋型。
羽化して間もない個体かもしれない。
幼虫の食草は、カナムグラで成虫で越冬する。




キタテハ1-1110.JPG翅表は目立つオレンジ色だが、翅裏は枯葉にそっくり。
翅の筋は、まるで葉脈のよう。栗の葉の枯れた部分とよく似ていて、じっとしていればわからなかったかもしれない。

きれいな翅表ばかり目につくが、翅裏の色や模様は素晴らしい保護色・擬態だなぁと改めて感心させられた。


キタテハ3-1110.JPG

羽化したクロコノマチョウ [チョウ・ガ]

クロコノマ1113.JPG昨夜の11時にクロコノマチョウの蛹を見ると、翅の模様がますますくっきりして体と殻が剥離していた。
まもなく羽化だなと思ったが、ちょっと油断してしまった・・・・。






クロコノマ羽化1113.JPG11時33分に見ると、既に羽化していて残念ながらその場面を見逃してしまった。
前翅の先が尖ったきれいな秋型で、色の具合から♂ではないかと思われる。






クロコノマ羽化2-1113.JPGクロコノマ羽化1-1113.JPG前翅表のオレンジ模様と白点を久しぶりに見ることが出来た。
普段翅をほとんど開かないので、飛翔時やこの時ぐらいしかなかなか見られない。

4頭のうちまずは1頭無事であった。
残る3頭は少し先になりそうだが頑張って欲しいものだ。

持ち帰ったクロコノマチョウの蛹 [チョウ・ガ]

クロコノマ蛹1111.JPG先日、持ち帰ったクロコノマチョウの蛹を、昨日羽化に備えてセッティングした。
これでいつ羽化してもOK、準備万端だ。






クロコノマ蛹1112.JPGそして今日家に帰ったら、1つの蛹の翅が黒く色付いていた。
恐らく明日あたり羽化すると思われる。
他3つの蛹はまだ緑色のままだが、きっと無事出て来てくれる事と期待している。


ウマノスズクサの種 [植物]

宮野入1-1109.JPG谷戸もすっかり秋景色。
オギの穂が陽の光に輝いてきれいだ。






タカアザミ1109.JPG人の背の高さを超えるタカアザミも白い綿毛をつけていたが、中にはまだ花が咲いているものも。






宮野入1109.JPG湿地に咲いていたミゾソバやアキノウナギツカミの花も終わって茶色に染まり、今はひっそりとしている。






エサキモンキツノカメムシ1109.JPG虫で見かけるのは、コバネイナゴばかりだが、ふと黄色い模様が目に止まった。
エサキモンキツノカメムシだ。
ハートと言うにはちょっとという模様の個体だが、久しぶりに成虫を見た気がする。




ウマノスズクサ実1109.JPGあのウマノスズクサの実はと、見に行ってみるとやはり茶色く変わっていた。
この実の中はいったいどうなっているのか?という好奇心がむくむくと湧き出てきて抑えきれず、つい実を割ってしまった。




ウマノスズクサ実1-1109.JPGウマノスズクサ種1109.JPG中はこんな感じ。
小さな黒い種がたくさん整然と並んでいる。取り出すと不揃いの三角形。





ガガイモ実1109.JPGその隣では、ガガイモの実が裂け、白い毛が風に靡いていた。
一面薄茶色の中で、オギやタカアザミ、ガガイモの白はとても目立って美しいアクセント!

これからの季節、ここの主役はアオジにホオジロ、カシラダカにベニマシコなどの鳥たちだ。


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