まだまだ頑張っているバッタたち [バッタ]
展望デッキの下にあるネムノキ。
さすがマメ科だけあって、大きなマメの実をつけている。
名前の通り、日が暮れると葉を閉じるようだが閉じたところは見た事がない。
秋も深まり、ひっそりした草むらに目を凝らすと、「オンブバッタ」のメスが目にとまった。
翅や体の痛みもないきれいな個体だった。
こちらはススキの葉にいた「ショウリョウバッタモドキ」のメス。
夏の間たくさん見かけたオスは、一匹も見つけることができなかった。
そういえばご本家ショウリョウバッタを見かけない。
足元から飛び出たのは「ハヤシノウマオイ」。
よくも生きていたものだ。
こちらもメスでオスは死んでしまったのだろうか?
イヌタデとのコントラストがきれいだ。
稲刈りを済ませた田んぼの脇には「コバネイナゴ」の幼虫がいた。
この時期まだ幼虫というのもちょっと心配だ。
これもコバネイナゴだろうか?
こちらも幼虫だが、茶褐色の色がやけに濃い。
これらのバッタたちも、もうすぐ姿を消すだろう。
寂しい冬がやってくる。
キタテハ翅裏の保護色 [チョウ・ガ]
羽化したクロコノマチョウ [チョウ・ガ]
持ち帰ったクロコノマチョウの蛹 [チョウ・ガ]
ウマノスズクサの種 [植物]
谷戸もすっかり秋景色。
オギの穂が陽の光に輝いてきれいだ。
人の背の高さを超えるタカアザミも白い綿毛をつけていたが、中にはまだ花が咲いているものも。
湿地に咲いていたミゾソバやアキノウナギツカミの花も終わって茶色に染まり、今はひっそりとしている。
虫で見かけるのは、コバネイナゴばかりだが、ふと黄色い模様が目に止まった。
エサキモンキツノカメムシだ。
ハートと言うにはちょっとという模様の個体だが、久しぶりに成虫を見た気がする。
あのウマノスズクサの実はと、見に行ってみるとやはり茶色く変わっていた。
この実の中はいったいどうなっているのか?という好奇心がむくむくと湧き出てきて抑えきれず、つい実を割ってしまった。
中はこんな感じ。
小さな黒い種がたくさん整然と並んでいる。取り出すと不揃いの三角形。
その隣では、ガガイモの実が裂け、白い毛が風に靡いていた。
一面薄茶色の中で、オギやタカアザミ、ガガイモの白はとても目立って美しいアクセント!
これからの季節、ここの主役はアオジにホオジロ、カシラダカにベニマシコなどの鳥たちだ。