涼しい一日 [季節]
朝夕に加え、晴れていても昼間も涼しくなったものだ。
歩いてもほとんど汗をかかない。
もともと汗をかかないほうなのだが・・・・・(^.^)
林縁で見つけたのが、「セスジツユムシ」の♂。
葉の上でじっとしているので、案外見つけやすい。
シリシリシリ・・・♪と鳴いていたのが「ササキリ」の♂。
近頃、かなりの確率で出逢うキリギリスの仲間だ。
飛び出た目が可愛らしい。
今年初めて見たのが、「ウラナミシジミ」。
まだ翅のきれいな個体だ。
近くで羽化したのだろうか。
セミの鳴き声も減って、いよいよ秋を感じる一日だった。
セセリチョウの季節? [チョウ・ガ]
春から多種見られるが、1年の中で今が最も数が多いかもしれない。
一番良く見かけるのが、イチモンジセセリだが中に少数派がいる。
「オオチャバネセセリ」は、イチモンジセセリより少し大きく、後翅裏の白い班がジグザグに並ぶのが特徴だ。
この日は数頭を確認できた。
やや小形で後翅裏に小さな白斑が見られるのが「チャバネセセリ」。
撮影した1頭のみで、この一枚を撮るとあっという間にどこかに飛んで行ってしまった。
他にキマダラセセリも見られるが、この日は見ることが出来なかった。
草原で、花に来るセセリチョウを狙っているのがカマキリたち。
花の近くでじっと待ち構えている光景に良く出会う。
捕えられている場面もしばしば見掛ける。
しかし数の上では圧倒的にセセリチョウの方が多く、そこで自然界のバランスが取れているのだ。
アオモンツノカメムシ [セミ・カメムシ]
初めて見たナンバンギセル [植物]
レンジャーの方から、ある谷戸で「ナンバンギセル」が咲いているとの情報をいただいた。
以前から一度見てみたいと思っていたので、早速出向いた。
ハマウツボ科ナンバンギセル属で、漢字で書くと「南蛮煙管」と書く。
全体の形がマドロスパイプに似ているので、この名がついたそうな。今の人たちにはマドロスパイプと言ってもどんなものやらと思うのではないか。
頭を垂れて物思いにふけっている姿にも見えるので、その昔はオモイグサとも呼ばれたらしい。
葉緑素を全く持たず、ススキやチガヤなどの根に寄生する植物だ。
ススキの根元でだいぶ前から咲いていたらしいが、ほとんど咲き終わっていたものの少し残っていてラッキーだった。
近くでは「ツバメシジミ」が交尾中だった。
久しぶりに見たような気がした。
アカボシゴマダラの産卵 [チョウ・ガ]
エノキの小木でアカボシゴマダラの幼虫を探していると、産卵にメスが現れた。
前足で葉を触ってエノキを確認した後、葉に降り立った。
見ていると幹伝いに降りていき、幹に直接卵を産んでいた。
こんなこともあるものかと、ちょっとビックリだった。
この卵、継続して観察してみようと思う。
メドハギで「キチョウ」の幼虫を見つけた。
いつも探すがなかなか見つからないのだが、今日は大きいのが見つかった。
よく見ると、下に小さいのがもう一匹いたようだ。
今日は丘陵で初めて見る蛾が3種いた。
マダラガ科「キスジホソマダラ」。
20mmほどの小さな蛾。
幼虫はイネ科のササやススキの葉を食べる。
シャクガ科「クロミスジシロエダシャク」。
20mm。
幼虫はエゴノキの葉を食べる。
田んぼの稲にいたのはヒトリガ科の「シロヒトリ」。
開張52~66mm。
幼虫はスイバ、ギシギシ、タンポポ、オオバコを食べる。
脚と腹部側面はきれいな赤。
毒は無い。