おそろしや~スズメバチ同士の争い [ハチ・ハエ・アリ]
コナラの樹液に来ているクロカナブンを見ていたら、上から足元に、“ボトッ”という音と共に何かが落ちてきた。
ドングリかと思いきや、何と2匹の「オオスズメバチ」だった。
2匹は絡み合い、顎や針で攻撃しあっている。
何とも恐ろしい光景である。
巣の異なる個体が餌場で出逢うと、こういう争いが起きるそうだ。
とにかくひつこく相手が死ぬまで戦うことが多い。
そういえば、秋の終わり頃、昆虫酒場の木の根元にたくさんのスズメバチの死体を見ることがある。
少しの間じっと見ていたら、どうやら片方が優勢で、負けそうなほうが逃げようとするのをしっかり掴んで放さずさらに攻撃を続けていた。
しかし僅かな隙を見て、逃げ去ってしまった。
戦いが終わったとほっとしていたら、勝ったほうが今度はこちらに向かって飛んできた。ズボンにとまったのを振り払って逃げたが、危うく刺されるところ。やはり危険なやつらだった。
この戦いの最中、すぐ隣ではモンスズメバチが何かを探して歩いていた。
なかなかのんきなものである。
どのスズメバチもこれからが、最も凶暴になる時期。
Fieldでは充分に注意したいものだ。