ヒロバネヒナバッタ [バッタ]
今月初め長野県開田高原に行った時に、湿地脇で見つけた丘陵では見慣れないバッタ。
調べると「ヒロバネヒナバッタ」だった。
ヒナバッタに比べ頭頂が突き出て、触角が長く、翅が幅広で、後肢の膝部が黒い。
お腹の黄色とオレンジ色が目立ってきれいだ。
岩の上でシリシリシリと鳴き声が聞こえた。
見ると「ヒメギス」だ。
これは丘陵でも良く見かけるが、見た目に小さい感じがした。
近くでメスが葉を食べていたが、2匹を見てもやはりコンパクトサイズに見えた。
道路沿いで「カンタン」の鳴き声がした。
忍足で近寄ると、葉の上で鳴いているのを見つけた。
透明の翅にスリムな体で、見た目も鳴き声も美しい。
花から花へと忙しいクマバチ [ハチ・ハエ・アリ]
キツネノマゴのお花畑で観察していたら、周りでブンブン羽音が・・・。
スズメバチかと見ると「クマバチ」であった。
小さな花に口を突っ込んで、蜜を吸っている。
花がとても小さいので、止まったかと思ったらすぐに次の花へ。
蜜の量が少ないので、数をこなす作戦なのか。
とにかく忙しく動き回る。
確かに、ここで一番花の数が多いのは、この花だと思う。
お花畑の中でじっとしていると、あちこちからクマバチの羽音が聞こえてくる。
顔を見るとどうやらみなメスのようだ。
オスには目と目の間に淡い黄色の紋があるので区別は容易。
藤の花が咲く頃に、花の周りをホバリングをしながら飛んでいるのは、縄張りを持つオスだ。
オスは針を持たないので刺さないが、メスは刺すので注意が必要。と言っても温厚な種なので、手出しをしない限りは刺されることはほとんど無いだろうと思う。