今日見つけた秋の花 [植物]
林縁に咲いていた黄色い花。シソ科「キバナアキギリ」。
サルビアの仲間なので、花の形がとてもよく似ている。
草原ではススキの穂に花がついていた。
周りの下草が全て刈られ、ツチイナゴがたくさん集まっていた。
シソ科の「イヌゴマ」。
果実の形がゴマに似ているが食べられないのでこの名がついた。
茎は四角く下向きの毛がある。
こちらもシソ科の「ヒメジソ」。
やはり茎は四角で高さ50cmほどになる。
食用のシソに似ているが、小さいのでヒメジソだそうだ。
湿地では、「アキノウナギツカミ」が咲き出した。
タデ科の一年草。
仲間に、ミゾソバ、ママコノシリヌグイがあるが葉が細長いことで区別できる。
茎には下向きの小さな棘があり、この茎でウナギがつかめることから付いた名前だとか。確かにつかめるかも・・・。
最後に最もポピュラーで花期が長く、秋の花では無いけれどたくさん咲いていた「オオバコ」。
花をじっくり見た事がなかったが、こうしてみるとこれはこれでいい感じ!
最初に白い糸状の雌花が下から上に咲いていき、咲き終わると今度は雄花が咲き出す。同花受粉を避けるためらしい。
これはどちら?
高い飛翔力のウスバキトンボ [トンボ]
里山民家横の芝生の上を、たくさんのトンボたちが飛んでいた。
だいぶ前から見かけてはいたが、種を特定できなかった。
今日、芝生脇のオギの葉にとまっていたのが「ウスバキトンボ」。
オニヤンマを捕まえに来ていた少年がいたので、芝生の上を飛んでいるのを捕ってもらったらやはりウスバキトンボだった。
このトンボは、毎年春頃南西諸島から繁殖を繰り返しながら北へ移動し、夏の終わりには北海道でも見ることが出来る。夏の時期は産卵から羽化まで1ヶ月前後と言われている。
同じように南から北に向かうチョウのアサギマダラなどは、北から南の生まれ故郷に戻ってくるが、ウスバキトンボは行ったきり、その地で一生を終える一方通行の移動だ。
後翅の幅が広いことから、飛翔力の高さがうかがえる。
田んぼの畦では、「ノシメトンボ」が西日に翅を輝かせていた。
アカトンボの中では、成熟してもあまり赤くならない種だ。
こちらはこのblogにもよく登場する「マユタテアカネ」。
今日もたくさん見ることが出来た。
真っ赤なお尻がアカトンボらしい。