アカボシゴマダラの産卵 [チョウ・ガ]
エノキの小木でアカボシゴマダラの幼虫を探していると、産卵にメスが現れた。
前足で葉を触ってエノキを確認した後、葉に降り立った。
見ていると幹伝いに降りていき、幹に直接卵を産んでいた。
こんなこともあるものかと、ちょっとビックリだった。
この卵、継続して観察してみようと思う。
メドハギで「キチョウ」の幼虫を見つけた。
いつも探すがなかなか見つからないのだが、今日は大きいのが見つかった。
よく見ると、下に小さいのがもう一匹いたようだ。
今日は丘陵で初めて見る蛾が3種いた。
マダラガ科「キスジホソマダラ」。
20mmほどの小さな蛾。
幼虫はイネ科のササやススキの葉を食べる。
シャクガ科「クロミスジシロエダシャク」。
20mm。
幼虫はエゴノキの葉を食べる。
田んぼの稲にいたのはヒトリガ科の「シロヒトリ」。
開張52~66mm。
幼虫はスイバ、ギシギシ、タンポポ、オオバコを食べる。
脚と腹部側面はきれいな赤。
毒は無い。
秋といえばアカトンボ [トンボ]
昨日とはうって変わって、とてもいい天気。
陽射しは強いが、風は涼しく心地良い一日だった。
丘陵を歩くと、色々なトンボが目につくようになった。
林縁では「オオアオイトトンボ」が、歩く度に飛び上がる。
水辺ではない雑木林になんでこんなにいるのかと思うが、産卵の時以外は雑木林などで過ごすらしい。
水辺の近くでは、「アオイトトンボ」のカップルがいた。
田んぼ脇の草を刈られ、残された草むらに十数のペアが集まっていた。
凄い密度である。
中には、♂♀単独のものもいて思わず頑張れ!と声を掛けてしまった(^.^)
オオアオイトトンボとよく似ているが、少し小さく成熟すると体に白い粉を吹くことで見分けることが出来る。
アザミの花には「コノシメトンボ」がお尻を上げてとまっていた。
体が赤く色付いているのは「マユタテアカネ」。
ブタの鼻の顔を、前から撮れなかったのが残念だ。
翅の付根が赤い「ネキトンボ」。
アカトンボは、胸の模様で見分けるので慣れないと難しいが、翅の付根が赤いのは種が限られるのでありがたい。
近くには「コガタコガネグモ」が巣を張っていた。
クモも生きていく為に必死に獲物を待っている。
やはり食うもの、食われるもの厳しい世界である!