信州の蝶 その3 ヒメシジミ [チョウ・ガ]
鬼無里からまもなく白馬というあたりの草地でたくさんのシジミチョウが飛んでいた。
少し明るい空模様だったせいか、オスもメスも飛んではとまって、翅を広げている。
これも狭山では見られない「ヒメシジミ」。
翅裏にオレンジ色のある山地性のシジミチョウは、ヒメ、アサマ、ミヤマといるがこれはヒメシジミのようだ。
キク科、マメ科など多くの植物を食草とする広食性である。
山地の平坦な草原などを好むが、近年そういった環境が失われてきて、これらの蝶の生息地は減ってきている。
少しして、空が急に暗くなり雨がぽつぽつ降り始めると、みなあっという間に姿を隠してしまった。
信州の蝶 その2 コムラサキ [チョウ・ガ]
信州の蝶 その1 クジャクチョウ [チョウ・ガ]
3日ほど、信州へ出掛けて来た。
たまにあのスカッとする風景を見に無性に行きたくなるのだが、今年はヒメギフの頃にも行けずそろそろ我慢の限界であった(^.^)
天気予報は微妙だったが、この日は朝から曇りで少し日が差すほど。
結局夜までは、雨は降らなかった。
戸隠から白馬に抜ける途中の「鬼無里(きなさ)」。
鬼のいない谷の都、鬼女「紅葉」物語が伝えられる場所。
山を降り、細いくねくね曲がりくねった村の中の道を走っていると何だかとても懐かしくいい感じ!
←大望峠からの眺め。
この道中で見つけた蝶。
その1は「クジャクチョウ」。
この翅のオレンジ色は、ヒオドシチョウのそれに近い色合いだと思うのだが翅の目玉模様とそこに配された黄色と黒と薄い青が素晴らしく美しい!
個人的には3本指に入る好きな蝶の1つである。
道路沿いの待避所の砂利で、さかんに吸水していた。
敏捷に飛び回るが、そっと近づくと案外じっとしていてくれた。
広角での一枚。
普段のFieldでは出逢えない蝶を見ることが出来るのもたまにはいいものである(^.^)
明日以降は、続・信州編をご覧いただこうと思う!