黒とオレンジは危険色 [自然]
これらの種に共通している配色が、黒とオレンジ(マムシはオレンジというより褐色なのだが)。
自然界でこの色の組み合わせは危険色と言われ、さわらぬ神にたたりなしなのだ。
ここ数日撮影した虫たちを見ていると、この配色を纏ったものたちがいた。
コヒルガオの花粉を食べているのは小さな「アシグロツユムシ」の幼虫。
こちらも体長5mmほどの小さな蛾、「マドガ」。
やはり黒とオレンジだ。
キリギリス科の「ササキリ」。
これも黒とオレンジだ。
ここにあげた3種は、特に毒や危険はない種だが、この配色を見れば危ない色だ。
やはり何らかの意味があるのだろうナ。
2014年8月3日 東京都
バッタ目ツユムシ科 アシグロツユムシ
チョウ目マドガ科 マドガ
バッタ目キリギリス科 ササキリ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X
夏の田んぼ [季節]
小さな谷戸の田んぼに行ってみた。
暑さのせいか誰もいない。独り占めである!
空には入道雲がにょきにょき、雨は降らないとの予報を信じよう。
いつの間にか、イネが穂をだし花を咲かせていた。
もう8月、早いものである。
田んぼを歩いてみるとたくさんの虫たちを見つけた。
君はなぜ、ここにいるのか?と声を掛けたくなるずぶ濡れの「キマワリ」。
普段雑木林で見られるだけに場違いである。
さすがにイネマワリは出来そうにない。
根元の方では「ヤマトシジミ」が交尾中。
おっ!ッとこれは失礼。
イネと言えば、この虫。
葉を食うので農家からは嫌われ者の「コバネイナゴ」。
幼虫もたくさんおり、羽化途中のものも確認したが中の方で撮影できず。成虫もそこそこ見られた。
バッタの仲間では、「ショウリョウバッタ」のオス。
普段見かけるのは緑色の個体が多いが、褐色型のオスを見るのは初めてかもしれない。
数枚撮ると、田んぼの奥へ飛んで行ってしまった。
田んぼはこれから稲の収穫の時期まで、ますます賑わいを見せるだろう。
2014年8月3日 埼玉県
イネ目イネ科 イネ(種は不明)
コウチュウ目ゴミムシダマシ科 キマワリ
バッタ目バッタ科 コバネイナゴ、ショウリョウバッタ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM
草はらのシロテンハナムグリ [甲虫]
放たれたキリギリス その後 [バッタ]
昨年7月に放たれたキリギリスという記事を書いた。
さて、今年どうなったかというと、それまで鳴き声が聞かれなかった3か所の谷戸でその鳴き声がたくさん聞かれた。
ん~、根付いたのか、また今年も放たれたのか不明だ。
1か所では、幼虫を確認している。
体の特徴を確認すると、「ヒガシキリギリス」と思われる。
子供のころから、セミやキリギリスの鳴き声で夏を感じてきた。
大人になってからも転勤で家を変わった先でこの声が聞かれれば、何とラッキーって思ってた。
家の周りで聞かれなければ、聞かれるところまで行ってその音を楽しんだものだ。
前にも書いた通り彼らに罪はないが、ここにいることがあってはならない。
いくつかの個体は捕獲したが、もうすでにどうにもならない状況となっている。
腹立たしい!!
声が聞きたいからと個人の趣味で放つことはたやすい。
キリギリスだけにとどまらず、他の鳴く虫もしかりである。
ただ、そのことがどういうことなのか、そこの自然にどういった影響を与えるのか、個人的な趣味でそんなことをしてよいものかをよく考えてほしいものだ。
たった一人のエゴが、そこの自然に影響を与えるかもしれない事を!
キリギリスが好きなだけに、この状況が許せないのだ!!
2014年7月28日 東京都
バッタ目キリギリス科 ヒガシキリギリス CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM
久々の昆虫酒場 [自然]
今年見つけた昆虫酒場。
前にオオムラサキを見つけた場所だが、また見られるか行ってみた。
目に止まったのは「アカボシゴマダラ」だった。
今年も数年前に比べるとそんなに出会う機会は多くない。
寄生蜂なども含めてた自然界の生息数バランスのお蔭なのか?
カナブンの中でも最強と言われる「クロカナブン」。
見ていると確かに他のカナブンを蹴散らして一番いい場所に陣取っている場合が多い。
この黒光りもその威厳を表しているようだ!
酒場で最も強いと思われる「カブトムシ」だが、なぜか木の根元でじっとしていた。
体も角も小さい個体。
虫の世界にもいろいろあるのかもしれない。
2014年7月28日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ
コウチュウ目コガネムシ科 クロカナブン、カブトムシ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X