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夏だ!オオムラサキだ! [チョウ・ガ]

梅雨が明けた。
今日は各地で39℃を超える夏の暑さとなった。
一年で夏が最も好きな季節だが、こんなに暑かっただろうかと思う。
数年前はこの時期、汗びっしょりになりながら毎日朝から夕方まで丘陵を歩いていたのだが、今はちょっと厳しいかもとかなりへこむ。

咲いていた「ネムノキ」の花。
夜になると葉が閉じることからネムノキ。
ピンクの糸のようなものはオシベだそうだ。
ネムノキ0717_1.JPG
















夏のチョウの代表種と言えば「オオムラサキ」。
昨年は、当たり年なのか多いという声がたくさん聞かれた。
今年はどうなのだろうか?
毎年みられるクヌギの木を見に行ったところ、比較的低い位置で樹液が出て色々な虫が集まっていた。
シロテンハナムグリ、ヨツボシオオキスイ、カナブン、ノコギリクワガタそしてオオムラサキのオスがいた。
今年初めて見るオオムラサキは、さすがに貫録十分。
オオムラサキ0717_2_1.JPG
















撮っていると大きな羽音を立てて飛んで行って戻ってはこなかった。
一回りして戻ってみると、1頭がちょうど樹液めがけて飛んできたところだった。
翅を開くとメスだった。
オオムラサキ1-0717_1_1.JPG

















今日見つけたのは全部で3頭。
暑さが厳しい午後だったので、暑さを避けていたのかもしれない。
次回は比較的涼しい午前中に見まわってみようと思う。
オオムラサキ0717_1.JPG
















2012年7月17日 東京都
マメ目 ネムノキ科 ネムノキ
鞘羽目 コガネムシ科 シロテンハナムグリ カナブン
鞘羽目 クワガタムシ科 ノコギリクワガタ
鞘羽目 オオキスイムシ科 ヨツボシオオキスイ
鱗翅目 タテハチョウ科 オオムラサキ   
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ、CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX    


トンボ最強の図鑑「日本のトンボ」 [トンボ]

昆虫写真家でトンボをライフワークとされている尾園暁さんが、待望のトンボ図鑑を出版された。
以前からいつ出るのかと伺っていたのだが、待ちに待ってようやく先日書店にならび入手した。
日本に生息する203種全種を網羅し、近似種の識別もわかり易く図で記載されている最新・最強のトンボ図鑑だ。
フルカラーの写真満載で約530ページあるにもかかわらず定価5300円と図鑑としてはとてもリーズナブル。
広く浅くの知識で虫を撮影している私にとってはトンボを同定するのに大変ありがたい参考書になる。
トンボのみならず虫全般にかかわっている方やトンボ専門の方にもぜひお手元に置いておきたい1冊である。
それにしてもこれだけの内容を作るのにかなり苦労されたと想像できるが、この価格で大丈夫なのかと心配になってしまう。
RIMG3719_1.JPG
























一方ここ数年、各種の充実した図鑑が多く安価に出版され非常に助かっている。
私が持っている虫関連の最強図鑑は、賛否両論あるかもしれないが「日本産蝶類標準図鑑」、「日本のチョウ」、「新版東京都のチョウ」、「日本産セミ科図鑑」、「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」それからこの「日本のトンボ」とだいぶ充実してきた。
あとは蛾類、甲虫類、アブ・ハチあたりでリーズナブルなものがあればありがたいのだが・・・。
近年WEB図鑑も信頼できそうなものが増えてきた。
以前なら数万円はしていてもおかしくない内容の図鑑が、手の届く価格で入手できることは本当にありがたく、子供から大人まで興味を深めるうえでいい教材となること間違いなしである!


メスグロヒョウモン [チョウ・ガ]

小川沿いで「アキアカネ」を見つけた。
アキアカネはこの日初見だったが、ナツアカネはまだ見ていない。
数が少ないのだろうか?
草はら上空ではウスバキトンボたちも群れをなし、いよいよ夏本番間近!
アキアカネ0629_2.JPG
















この日はまだ栗の花が咲いていて、色々な虫たちが吸蜜に訪れていた。
そんな中でも今年初めて見たのが、「メスグロヒョウモン」のメスだった。
名前の通り、メスは黒い翅で一目でメスグロとわかる。
例年夏、オカトラノオの花に来ているのをよく見かけるが今年はどうだろうか?
メスグロヒョウモンメス0629_1_1.JPG

















オカトラノオもいよいよ咲き始めた。
オkトラノオ0629_1.JPG
















2012年6月29日 東京都
蜻蛉目 トンボ科 アキアカネ
鱗翅目 タテハチョウ科 メスグロヒョウモン
サクラソウ目 サクラソウ科 オカトラノオ
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ、CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


カタクリハムシ [甲虫]

毎年、初夏になってウバユリが葉を展開してから何者かにぼろぼろに食い尽くされてしまう。
いったい何が食っているのか?
今年はその正体を突き止めてやろうとちょくちょく見にっていたところ、葉の食痕のすぐそばに赤い虫がいた。
鞘羽に点刻があり頭まで赤いハムシと言えばキイロクビナガハムシだろうと思っていたが、ウバユリを食草とするハムシでようく調べると別の種がいることが分かった。
カタクリハムシ1-0605_1.JPG
















その名は「カタクリハムシ」。
確かに前胸背の形状がキイロクビナガハムシとは少し異なる。
このハムシは名前の通りカタクリ、サルトリイバラ、ウバユリ、オニユリなどユリ科の葉を食べる。
一方キイロクビナガハムシの食草は、オニドコロ、ヤマノイモなど。
よく似て非なるもの、何事も先入観で決めつける事は危険である。
少しでも違和感を覚えたなら、その点を追求する事はとても大事なことだと改めて思った次第である。
上記にリンクしたキイロクビナガハムシとした種も前胸背の形状からおそらくカタクリハムシであろう。
カタクリハムシ0605_1.JPG
















2012年6月5日 東京都
鞘羽目 ハムシ科 カタクリハムシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


背中に星を背負ったセボシジョウカイ [甲虫]

前回fieldに出てからちょっとご無沙汰でネタ切れ。
そこで少し前に撮ったものから小出しでご紹介!

相変わらずガビチョウたちが騒々しい。
ウグイスやサンコウチョウ、オオヨシキリの鳴きまねまでする。
器用なところがちょっと癪に障るのは個人的な思いだ。
ガビチョウ0605_1.JPG
















林縁の葉上で、ジョウカイボンの仲間を見つけた。
ご本家ジョウカイボンよりは小さい。
バカボンみたいな名前だが、全く関係ない。
セボシジョウカイ0605_1.JPG
















ジョウカイボンにはたくさんの種がいるが、前胸背に星形の模様があるのでその名も「セボシジョウカイ」。
なかなかかっこいい名前だ。
ジョウカイボンの仲間は、肉食のものが多いがたまに花粉なども食べるようだ。
セボシジョウカイ1-0605_1.JPG
















2012年6月5日 東京都
鞘羽目 ジョウカイボン科 セボシジョウカイ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


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