SSブログ

カタクリハムシ [甲虫]

毎年、初夏になってウバユリが葉を展開してから何者かにぼろぼろに食い尽くされてしまう。
いったい何が食っているのか?
今年はその正体を突き止めてやろうとちょくちょく見にっていたところ、葉の食痕のすぐそばに赤い虫がいた。
鞘羽に点刻があり頭まで赤いハムシと言えばキイロクビナガハムシだろうと思っていたが、ウバユリを食草とするハムシでようく調べると別の種がいることが分かった。
カタクリハムシ1-0605_1.JPG
















その名は「カタクリハムシ」。
確かに前胸背の形状がキイロクビナガハムシとは少し異なる。
このハムシは名前の通りカタクリ、サルトリイバラ、ウバユリ、オニユリなどユリ科の葉を食べる。
一方キイロクビナガハムシの食草は、オニドコロ、ヤマノイモなど。
よく似て非なるもの、何事も先入観で決めつける事は危険である。
少しでも違和感を覚えたなら、その点を追求する事はとても大事なことだと改めて思った次第である。
上記にリンクしたキイロクビナガハムシとした種も前胸背の形状からおそらくカタクリハムシであろう。
カタクリハムシ0605_1.JPG
















2012年6月5日 東京都
鞘羽目 ハムシ科 カタクリハムシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


背中に星を背負ったセボシジョウカイ [甲虫]

前回fieldに出てからちょっとご無沙汰でネタ切れ。
そこで少し前に撮ったものから小出しでご紹介!

相変わらずガビチョウたちが騒々しい。
ウグイスやサンコウチョウ、オオヨシキリの鳴きまねまでする。
器用なところがちょっと癪に障るのは個人的な思いだ。
ガビチョウ0605_1.JPG
















林縁の葉上で、ジョウカイボンの仲間を見つけた。
ご本家ジョウカイボンよりは小さい。
バカボンみたいな名前だが、全く関係ない。
セボシジョウカイ0605_1.JPG
















ジョウカイボンにはたくさんの種がいるが、前胸背に星形の模様があるのでその名も「セボシジョウカイ」。
なかなかかっこいい名前だ。
ジョウカイボンの仲間は、肉食のものが多いがたまに花粉なども食べるようだ。
セボシジョウカイ1-0605_1.JPG
















2012年6月5日 東京都
鞘羽目 ジョウカイボン科 セボシジョウカイ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。