カタクリハムシ [甲虫]
毎年、初夏になってウバユリが葉を展開してから何者かにぼろぼろに食い尽くされてしまう。
いったい何が食っているのか?
今年はその正体を突き止めてやろうとちょくちょく見にっていたところ、葉の食痕のすぐそばに赤い虫がいた。
鞘羽に点刻があり頭まで赤いハムシと言えばキイロクビナガハムシだろうと思っていたが、ウバユリを食草とするハムシでようく調べると別の種がいることが分かった。
その名は「カタクリハムシ」。
確かに前胸背の形状がキイロクビナガハムシとは少し異なる。
このハムシは名前の通りカタクリ、サルトリイバラ、ウバユリ、オニユリなどユリ科の葉を食べる。
一方キイロクビナガハムシの食草は、オニドコロ、ヤマノイモなど。
よく似て非なるもの、何事も先入観で決めつける事は危険である。
少しでも違和感を覚えたなら、その点を追求する事はとても大事なことだと改めて思った次第である。
上記にリンクしたキイロクビナガハムシとした種も前胸背の形状からおそらくカタクリハムシであろう。
2012年6月5日 東京都
鞘羽目 ハムシ科 カタクリハムシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
2012-07-12 22:02
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