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オオツノトンボ [その他の虫]

丘陵を歩いていると樹上からホトトギスの「東京特許許可局」という声が聞こえてきた。
聞きなしではこう言われるが、みなさんにはどう聞こえるだろう?
ホトトギスは、ウグイスなどに托卵するがまだ今の時期でも産卵するのか?
少し歩くと、今度はウグイスの「ホーホケキョ」というさえずりが頭上から聞こえてきた。
警戒心が薄れているのか、結構近くで鳴いている。
さえずっているという事はまだ、求愛中なのだろうか?
ウグイス0629_1.JPG
















しばらくして、園内を巡回しているレンジャーにお会いした。
情報交換をしていると、オオツノトンボが見られるという。
オオツノトンボは2年前にみたがそれ以来出会っていない。
谷戸をぐるっと回ってその場所に行って見ると、ススキの葉にまだ止まっていた。
すぐそばで草刈り機が大きな音を立てていたが、全く微動だにしない。
羽化したばかりなのだろうか?
オオツノトンボ0629_1.JPG
















この後、ツノトンボを探しに別の谷戸に行ってみたが見つけることは出来なかった。
まだ、ツノトンボはここでは見たことがないのでぜひ今年は撮ってみたい被写体だ。
オオツノトンボ1-0629_1.JPG
























2012年6月29日 東京都
スズメ目 ウグイス科 ウグイス
脈翅目 ツノトンボ科 オオツノトンボ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


久しぶりのウバタマムシの体当たり [甲虫]

ここ数年タマムシが産卵に訪れる谷戸へ行ってみた。
やはり材が古くなったからか、一頭も見ることはできなかった。
その場を去ろうとした時に、耳元でブーンという凄い羽音とともに何かが頭にあたって足元に落ちた。
とにかくびっくりして足元を見たところ、おぉっ久しぶりにお前か!というご対面だった。
触角や足を引っ込めて死んだふり。
ウバタマムシ0629_1.JPG
















ここ2年、こういう出会いはなかったが、2008年2009年と尾根道などで体当たりをされたのだったのだ。
園路上でずっと死んだふりも危ないので、園路際の杭の上に避難させたが相変わらず微動だにしない。
いったいいつまでこのままでいるのだろうか?
一見地味だが、よく見るとさすが玉虫の仲間だけあって光の当たり具合で美しい!
幼虫の食樹は松類の枯れ木で、松が減っていく中その存在が危ぶまれる。
ウバタマムシ1-0629_1.JPG
















およそ20分近く経ってようやく触角を持ち上げた。
それでも動かず、これ以上待つことは出来ないのでその場を後にした。
ウバタマムシ2-0629_1.JPG
















2012年6月29日 東京都
鞘羽目 タマムシ科 ウバタマムシ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


ようやく見つけたラミー! [甲虫]

今日は梅雨の晴れ間、久しぶりに丘陵に足を運んだ。
今の時期、歩けばすぐに被写体が目の前に現れる。
雨はあまり好きではないが、いい季節になってきた。
今日のお目当ては、昨年幼虫を確認したシンジュサンだったが見つけられなかった。
まぁ、早々お目にかかれるものではないのはわかっていたが残念だ。

2010年から、今の時期カラムシの仲間を見ると丹念に探す癖がついていた。
この年、知り合いの方が丘陵のある場所のカラムシでラミーカミキリを見つけたとの情報をいただいたからだ。
昨年、所属している?ボランティアの方がいつも訪れる谷戸のカラムシでラミーを見つけたという。

本来丘陵にはこのカミキリムシはいないと思っていたのだが、放されたのか生息域を自力で拡大してきたのか目撃情報があることからこの目で見たいと思っていたのだ。

園路沿いのマユミでキバラヘリカメムシを観察していた時に、ふと隣にカラムシが目に付いた。
キバラヘリカメムシ0629_1.JPG
















一通り眺めてみたもののやはりなにもいないなぁと思った目の前に何と水色のカミキリムシがいた。
おぉ!と思ってカメラを構えた途端に、さっと飛び去ってしまった。
後を追ったが、見失った。
撮ることができなかったが、この目で見たぞ!と思ったものの未練がましく探しているとまた1頭見つけた。先ほどのと同じ個体かわからない。
近づくとこれもまたぷーんと飛んで園路の反対側のオギヘ着地。
今度こそと、そーっとカメラを構えて近づいた。
何とか証拠写真。
ラミーカミキリ0629_1.JPG
















何枚か撮っているとこちらを向いたので正面顔をパチリ。
ラミーカミキリ2-0629_1.JPG

















するとまたぷーんと飛んでアズマネザサへ。
とにかくよく飛ぶので神経を使う。
2年越しで見つけたラミーカミキリ。
この存在をどう思えばよいのか、複雑で悩ましい。
ラミーカミキリ1-0629_1.JPG
















2012年6月29日 東京都
半翅目 ヘリカメムシ科 キバラヘリカメムシ
鞘羽目 カミキリムシ科 ラミーカミキリ   CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


灯りに来た?ミミズク [セミ・カメムシ]

先日、丘陵を夜回りした時に、灯りのついているトイレに何かいないか見に行った。
大型の蛾や甲虫類を期待していたが、それらを見つけることはできなかった。
トイレ前の桟に何か止まっているのに気が付いた。
よく見ると、まだ成虫を見たことのなかった「ミミズク」だった。
小さいがこれでもセミの仲間。
mimizuku0618_1.JPG
















ミミズクと言えば鳥のミミズクがメジャーだ。。
ブログでミミズクを書くと、鳥のミミズクを検索してヒットすることが多いのではないだろうか。
そんな方にはな~ンだ!と思われるので申し訳ない。
だが、虫にもミミズクというのがいることを知ってもらういい機会かもしれない!
このミミズク、コナラやクヌギなどのブナ科の植物につくが、探してもなかなか見つからない。
ひょんなところで見つかる虫なのかもしれない。
次回は人工物ではなく、ブナ科植物にいるところを撮影したいものだ。
mimizuku1-0618_1.JPG
























2012年6月18日 東京都
半翅目 ミミズク科 ミミズク CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


羽化したトンボ [トンボ]

丘陵のビオトープで捕まえたトンボのヤゴ。
昨年作られたビオトープだが、いったいどんなトンボが利用してくれたのだろう?
おおよその種は特定したのだが、念のために持ち帰って成虫で確認することにした。
小さな水槽に移し割り箸を立てておいたが、仕事から帰るといなくなっていた。
懐中電灯片手に部屋の中を隅から隅まで探したのだが見つからず。
思い起こせば、チョウの蛹化と似てかなりの距離を歩いて羽化する個体がいる。
単に割り箸を立てただけなのは、配慮がなかった。
いつ足元に と気になって恐る恐る部屋の中を歩く日々。
羽化したら見つかるだろうと思いながらも、水槽を置いていたテーブルからおそらく落ちて逃げたのでその落下の影響が心配された。

今日家に帰ってふと天井を見上げるとそこにトンボが!
いやぁ羽化してくれたかとほっと一息。
それにしてもどこで羽化したのか?羽化殻は見つからず・・・・。
ヤブヤンマ1-0622_1.JPG


















ヤゴの時の頭部や顎の形から想定していた通りの「ヤブヤンマ」だった。
これで何の気も使わずに家の中を歩きまわれると思うのと、我が家に持ち込んで無事に成虫になれたことで肩の荷が下りた。
明日、出勤途中に元いたビオトープ近くに逃がしてこよう。
ヤブヤンマ0622_1.JPG
















2012年6月22日 東京都
蜻蛉目 ヤンマ科 ヤブヤンマ


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