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冷たい水底のフウセンムシ [セミ・カメムシ]

今日は、予報通り朝から雪が降った。
残念ながら積りはしなかったが、今年初めて白い世界が目の前に広がった。
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寒いとついつい水辺から遠ざかってしまう。
こんな冷たい水の中で、生き物たちはどうしているのだろうか?
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という事で、先日池の中を覗いてみた。
じっと見ていると、何かが水底で動いている。
一見マツモムシのように見えるが、マツモムシは水面を背泳ぎする。
こいつはちゃんと上向きで、底を泳ぎまわっている。
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名前は「コミズムシ」。
フーセンムシといった方が、ピンとくるかもしれない。
この虫をコップに入れて紙切れを沈めると、それに捕まってふわふわと浮き沈みする。
その光景を風船が空で上下する様に見立てて、フーセンムシと呼ばれる虫だ。
こんな寒い冬にでも活動しているとは、ちょっとビックリだ。
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2011年2月9日 東京都  雪  CANON EOS40D,SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
2011年2月6日 埼玉県
 半翅目 ミズムシ科 コミズムシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


シロフフユエダシャク

昨年暮れからフユシャクを探しているが、なかなか見つける事が出来ないでいる。
といっても相変わらず夜の寒さには耐えられないので、昼間に探すという腑抜けの様である。

こんな事で見つからないのは当然であろうと思うのだが、それにしても例年よりも成果は上がらない。
特にメスは、初秋のクロスジフユエダシャクのみというのはあまりにも寂しい・・・。

今年に入って見つけたのはナミスジフユシャクとシロオビフユシャクのオスのみ。
昨日3種目、「シロフフユエダシャク」のオスを樹皮の窪みで見つけた。
周りを探したが、残念ながらメスの姿はなかった。
フユシャクの季節も僅かとなってきたが、あと何種見る事が出来るだろうか?
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フユシャクを探していて見つけた地衣類。
名前はよくわからないが、ウメノキゴケの仲間だろうか?
15cmくらいはあろうか、かなりの大きさだった。
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上のもののすぐ下にあった別種。
これはレプラゴケの仲間だろうか?
参加している観察会では、近ごろ苔・地衣類にスポットが当たっているが僕にはちょっと難しいかもしれない。
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2011年2月7日 埼玉県
 鱗翅目 シャクガ科 シロフフユエダシャク
 地衣類 2種
            CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM/430EXⅡ


早春に羽化するモンキチョウ [チョウ・ガ]

今日も風はあったが、暖かい小春日和。
こんな日は、とモンキチョウを探しに出掛けた。
2月4日に初見、撮影はしていたがコンデジしか持ち合わせてなく証拠写真程度だったのでリベンジだ。

南向きの斜面にはオオイヌノフグリやホトケノザが咲き、「ホソヒラタアブ」が花に訪れていた。
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少し待っていると、予想通りモンキチョウが飛び始めた。
先日見た個体だろうか?とにかく飛び続け、全くとまる気配がない。
追い続けていると、暖かいので汗が噴き出た!
ようやく枯葉の上に静止。
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しかし近づくとさっと飛んでしまい、3mほどしか近づけないのでマクロはあきらめた。
この場所、例年タンポポがたくさん咲いていてそこで待っていれば来てくれるのだが、今年はほとんど見られない。
何とかオオイヌノフグリで吸蜜してくれた。
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しばらくするともう1頭現れ2頭となったが、相変わらずとまらず動きも早く一苦労。
近くのリョウブからフィーフィー♪とウソの鳴き声が聞こえてきた。
普段ならそちらに向かうところだが、今日のターゲットはモンキチョウなので後ろ髪を引かれながらも無視。
本格的な春が来ればたくさん見られるチョウなのだが、蛹で越冬し暖かくなって羽化するので今飛んでいるのは、チョウの中で一番早くに羽化したことになる。
暖かい日に見られるキチョウやテングチョウは、成虫越冬。
スプリングエフェメラルといわれるミヤマセセリやコツバメなどは蛹越冬だが、それらの種に先駆けて羽化するのだ。
昨年より1週間ほど遅れての初見だが、ここで1月25日に「あかねの独り言」のあかねさんが撮影されているので出現は昨年並みかもしれない。
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2011年2月7日 東京都
 双翅目 ハナアブ科 ホソヒラタアブ
 鱗翅目 シロチョウ科 モンキチョウ       CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ

春の花 先取り [植物]

立春を過ぎて、暖かい日が続いた。
2月4日にモンキチョウが飛んだ。
いよいよ春めいてきたようで、足元にも気の早い春の花が咲いている。
ホトケノザより少し遅れて咲き始めた「ヒメオドリコソウ」。
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早春に見られる花としては、いつもホトケノザと混同してしまう。
共にシソ科だが、毎年いい加減に覚えろと自分に言い聞かせる。

この花にはミツバチなどが訪れるが、花に頭を突っ込んで出てくると頭の上にたくさんの花粉が付いている。何故だろうと花をよく見ると、おしべが上側についていて頭を入れるとのおしべの花粉がハチの後頭部に付着するようだ。
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田んぼの畦では、「タネツケバナ」が咲いていた。
この花は在来種だが、よく似た外来種のミチタネツケバナも勢力を拡大している。
まだ種を付けていない時期には、茎に毛があるかないかで見分けられるようだが今日はそこまで確認しなかった。とりあえずタネツケバナとしておこう。
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草はらでは、「ナズナ」の白い小さな花が見られた。
別名「ペンペン草」で、種が付いたら少し茎から剥がして回すとペンペンと音がするからと昔教わった。
あと少しすれば、これらの花たちもたくさん咲き誇るのだろうが、今の時期見る目を暖かくほっとさせてくれる存在だ。
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2011年2月6日  埼玉県
 シソ目 シソ科 ヒメオドリコソウ
 フウチョウソウ目 アブラナ科 タネツケバナ、ナズナ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


オナガグモ? [その他の虫]

今年も谷戸の木柵を見て歩いているが、例年になく虫が少ない。
いつもならフユシャクのメスなど色々見られるのだが、今年は姿が無い。
そんな中、黄緑色の細長いものがいた。
この大きさで今の時期細長いものといえば・・・・・。
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オナガグモに違いない・・・・?
肉眼では詳細が見えないのでマクロレンズを通して見たが、オナガグモの顔ってこんなんだっけ?
まだ幼体なのかもしれないが、確信はない。
ひょっとしてアシナガグモの仲間なのか?
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このところベニシジミの幼虫探しにはまっている。
この日見つけたのは、綺麗なピンク色をした個体だった。
先日は、緑のギシギシに葉と同じ色をした幼虫だったが、この個体はきれいなピンク色をしていた。
葉の色が、赤っぽいので幼虫もこんな色だろうか?
自分のいる葉の色と体の色が似ているのは、自らそれを感じて色を変えているのか不思議に思うところである。
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2011年2月3日 東京都
 真正クモ目 ヒメグモ科 オナガグモ?
 鱗翅目 シジミチョウ科 ベニシジミ     CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


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