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カモメヅルの仲間 [植物]

園路脇で可愛い花を見つけた。
風車のような形の紫色の花弁で先がくるっと曲がって、くるくるとよく回りそうな感じだ。
その名は、「コバノカモメヅル」。
ちっちゃな花がいくつも開花する。
最もよく見られるカモメヅルだ。
コバノカモメヅル0708_1.JPG


















コバノカモメヅルの白花、「アズマカモメヅル」
かなり前に撮った写真だ。
シロバナカモメヅルというのもあるらしいが、これはアズマと教えていただいた。
アズマカモメヅル_1.JPG


















もう一種、さらに小さな花の「オオカモメヅル」。
アズマカモメヅルと共に、あまり見られない、というより個人的に見掛けない花。
オオカモメヅル0708_1.JPG


















カモメヅルとは、葉が対生していてその姿が羽を広げたカモメに似ているかららしいが、それがカモメを連想させるのは、付けた人がよほど鳥が好きだったのだろうか?
また、名前に何も付かないただのカモメヅルという植物はないらしい!
上記以外にも種があるらしいが・・・。
それにしても何に対して「コバノ」、「オオ」、「アズマ」なのか?
不思議?がいっぱい、ややこしい植物だ!

2014年7月8日 東京都
リンドウ目キョウチクトウ科 コバノカモメヅル、アズマカモメヅル、オオカモメヅル 
CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ


夏には暑苦しいモモブトスカシバの脚2 [チョウ・ガ]

目の前を脚を垂らして飛ぶものがいた。
とまった葉を見ると「モモブトスカシバ」だった。
とまっている姿は、見るからにけったいなスタイル。
白い線香花火のような毛の付いた毛むくじゃらなものは、翅ではなく後脚である。
この脚はいったいどういったメリットがあるのだろうか?
とここまで書いたところで、確か前にも記事にしたなぁと思って確認したら、何とも貧困なボキャブラリー、全く同じタイトルだったので2にした。
そこに、メリットについて書いていたのでここでは割愛。
前回、とまった姿を是非見たいとも書いている。
2010年7月以来これまでに何回か見ているのだが、撮影の機会を逃していたのだ。
4年ぶりに望みが叶ったという事になる。
幼虫の食草はアマチャヅルで茎の根元の方に虫こぶを作る。そういえばこの付近に生えていたなぁ。
モモブトスカシバ0708_1.JPG


















2014年7月8日 東京都
チョウ目スカシバ科 モモブトスカシバ    CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ


小っちゃい・・・・。 [両生類・爬虫類]

歩いていると小川沿いの葉っぱに影が・・・。
何かいるぞ!
ヒントは、まん丸の体と指のような影。
シュレーゲルアオガエル0708-0_1.JPG


















そう、水から上がって間もない「シュレーゲルアオガエル」。
15mmくらいだろうか。
とにかく小さいのだ。
まだしっぽが黒く残っている。
水の中から、外に出た気分はどんなものなのだろう?
こんな子ガエルたちがあちこちにいっぱい。
シュレーゲルアオガエル0708_1.JPG


















この大きさ、今の時期成長のいいカマキリの方が大きい。
カマキリ、サシガメ、クモ、鳥たちなどなどまわりに敵はいっぱい。
さてどれだけの子ガエルたちが大人になれるのだろうか?
頑張れ シュレの子ガエルたち!!
シュレーゲルアオガエル0708-1_1.JPG


















2014年7月8日 東京都
無尾目アオガエル科 シュレーゲルアオガエル  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ


ノコギリ・・・。 [甲虫]

ボランティアさんが手入れをしている雑木林を歩いてみた。
幹で黒いカミキリムシを見つけた。
「ノコギリカミキリ」だ。
ちっとほっそりしているのでオスだろうか?
ノコギリカミキリ0708-1_1.JPG


















少し歩くと今度は先ほどよりもっとガッシリとしたノコギリカミキリ。
カミキリムシは、おおむねオスよりメスの方がどっしりと大きく触角が短いので、これはメスだろう。
きょうお会いしたMさん曰く、今年はノコギリカミキリが多いとか。
確かに僕もかなり遭遇している。
そうそう、まだ見たことは無いが、「ニセノコギリカミキリ」というのがいる。
似ているものにモドキと付くものも多いが、ニセというのはあまりない。
いくら似ていても、ニセとは可哀そうだろう!
ノコギリカミキリ0708_1.JPG


















谷戸を歩くと柳の木の幹に樹液を吸う「ノコギリクワガタ」をみっけ!
ん~、ノコギリ付いてきた!
次は?
ノコギリクワガタ0708_1.JPG


















とりを務めるのはもちろんこのノコギリ。
「ノコギリカメムシ」である。
一番地味かもしれないが、ビジュアル的には好きな虫だ。
色々なノコギリがいるものだ、面白い!
ノコギリカメムシ_1.JPG


















2014年7月8日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 ノコギリカミキリ
        クワガタムシ科 ノコギリクワガタ
カメムシ目ノコギリカメムシ科 ノコギリカメムシ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ


初認のオオムラサキはやはり凄い! [チョウ・ガ]

昆虫酒場を見に行った。
今年羽化したと思われる綺麗な翅の「ルリタテハ」とカナブンが来ていた。
緑色に輝いているが、アオカナブンではなくカナブンだった。
ルリタテハ0708_1.JPG



























写真を撮っていると、木の上の方の幹にチョウが降り立った。
ヒカゲチョウかと見ると、今年初確認の「コムラサキ」。
下に降りてこないかと期待したが、少しして飛び去り戻ってくることは無かった。
翅表を撮影できず残念だ。
コムラサキ0708_1.JPG


















他に何か来ないかと粘っていると、後ろから大きな影が飛んできた。
これはもしやととまった先を見ると、今年初見の「オオムラサキ」のメスだった。
いやはやでかい!
見るのは一年ぶりだが、飛んできた時の羽音とその大きさはチョウとは思えない迫力だ!
オオムラサキメス0708-0_1_1.JPG


















今年地元で様々なチョウを見てきたが、これほどのインパクトを感じたチョウは他にない。
さすが、日本の国蝶としてふさわしいと改めて思う。
オオムラサキメス0708-1_1.JPG


















数週間前に丘陵でオオムラサキの目撃情報を聞いていたが、なかなか出会えないでいた。
これからシーズンになればたくさん見られることだろうが、初認は新鮮でやはりうれしいものだ。
オオムラサキメス0708-2_1.JPG


















メスも褐色の翅に黄色い斑が美しい。
日陰の酒場に飛来したので翅の輝きは見られなかったが、それでも存在感を満喫できた。
今年の発生状況はどうなのだろうか?
これからが楽しみである!!
オオムラサキメス0708-3_1.JPG


















2014年7月8日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ、オオムラサキ
コウチュウ目コガネムシ科 カナブン   
CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ、EOS50D EF70-200 f2.8 L IS USM/EXTENER EF 1.4×Ⅱ


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