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オオイシアブの動体視力 [ハチ・ハエ・アリ]

昔、目を鍛えようと通勤時に駅を通り過ぎる電車の乗客を目で追っていたのを思い出す。
鍛えたところでボクシングをしているわけではなく、ただのサラリーマンだったのだが・・・。

それを思い出させるのがこの虫、「オオイシアブ」。
見晴らしのいい場所で、スタンバイ。
オオイシアブ0708-3_1.JPG


















目の前を何かが通り過ぎると、一瞬にして首を振る。
この間わずか1秒以下。
オオイシアブ0708-4_1.JPG


















が、この時は、見送ったようだ。
オオイシアブ0708-5_1.JPG


















運悪く目を付けられたら最後、下の写真のように餌食になってしまう。
捕まるものにとっては、油断も隙もない恐ろしい刺客である。
見ているとほとんどが、飛んでいる個体を捕まえている。
という事は、じっとしていれば餌食になることは無いのだろう。
飛んでいるものを捕まえる方が、テクニックがいると思うのだが・・・。
上の個体は近似種の、チャイロオオイシアブだと思われる。
オオイシアブ_1.JPG


















2014年7月8日 東京都
ハエ目ムシヒキアブ科 チャイロオオイシアブ&オオイシアブ
  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM


鳥の糞? [その他]

そろそろいるかなぁとススキの葉裏を探して歩いていると、いた!
茶色い体に、一本の白い筋。
鳥の糞に似せているのは、だいぶ大きくなってきたクモの仲間の「シロオビトリノフンダマシ」。
鳥の糞に擬態していると言われるが、いつも葉の裏で見つかる。
葉の表まだしも裏に鳥の糞がつくはずもなく、不思議である。
毎年思っているこの疑問は、いつまでたっても解けそうにないだろう。
シロオビトリノフンダマシ0708_1.JPG



























2014年7月8日 東京都
クモ目ナゲナワグモ科 シロオビトリノフンダマシ

CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM

ナナフシモドキ [その他の虫]

道の真ん中でのた打ち回っている生きものがいた。
ドバミミズかと思ったが、よく見ると枝のような「ナナフシモドキ」だった。
くねくねと気持ち悪い動きをしていた。

ナナフシモドキ0708_1.JPG


















園路の真ん中で前にも後ろにも進まずうねうねしていたので、園路脇の草に移してあげた。
じっとはしているが体を妙に曲げて奇妙な姿勢。
やはりかなり気持ち悪い!
ナナフシモドキ0708-1_1.JPG


















ちょっとは動いてくれるかと期待したが、いつまでたってもこの体制を崩さないので、いい加減こちらもしびれが切れて、
その場を後にした。
葉っぱの縁に身を委ねた擬態なのか?
まぁ、人に踏まれる状況は回避できたであろう!
ナナフシモドキ0708-2_1.JPG


















2014年7月8日 東京都
ナナフシ目ナナフシ科 ナナフシモドキ
    CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ


クモには通じないのか、ハチの擬態 [虫]

今日、見たいと思っていた「ホリカワクシヒゲガガンボ」を見つけた。
カメラを持って追っかけて液晶を見ながらシャッターを押そうとしたその瞬間、画像の中に何かが飛び込んだ。
割り込んできたのはササグモだった。

ホリカワクシヒゲガガンボは名の通りガガンボの仲間だが、体の色が黒と黄色でハチに擬態していると言われ、危険が迫ると尖った尻を突き上げて針を刺すハチのまねをする。
知らない人は、先ずハチだと思って近寄らないだろう。

しかしこの擬態、ササグモには通じなかったようだ。
一瞬にして捕まえられてご覧のとおり。
いくら尻を上げて針を刺すような仕草をすれど、こうなってしまっては全く効果なしである。
ササグモがハチではないと認識したとは思えないのだが・・・。

もしこれが本物のハチで、刺されたとしても大丈夫なのか?
写真のようにお尻を上げても刺されないところを狙うのだろうか?
ササグモVSホリカワクシヒゲガガンボ0712_1_1.JPG



























2014年7月12日 東京都
ハエ目ガガンボ科 ホリカワクシヒゲガガンボ
クモ目ササグモ科 ササグモ                  RICOH WG-4 GPS


直翅類の不明幼虫 [バッタ]

葉の上で見つけたのは、クダマキモドキの仲間、おそらくサトクダマキモドキの幼虫だろう。
綺麗な淡いグリーンが印象的だ。
今気付いたが、左後脚が欠損していた。
無事成虫になって欲しいものだ!
クダマキモドキの仲間の幼虫0708_1.JPG


















さて、前の職場でボランティアの方が撮影したこの幼虫が何の種かわからない。
知り合いのつてを通じて直翅学会の上の方まで確認いただいたが不明とのこと。
いったい何の幼虫なのか?
広くお尋ねしたい!
環境は東京都三鷹市で湿地環境に近い樹林地の下草で2011年7月2日に確認されたものだ。
何らかの手がかりがあればありがたいのだが・・・。
葉の大きさや葉脈と比較しても比較的初令のようである。
不明幼虫1_1.JPG



















2014年7月8日 東京都
バッタ目ツユムシ科 クダマキモドキの仲間&不明種


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