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丘陵で美しさでは一番のカミキリムシだが・・・! [甲虫]

美しさとは何か?
色々な尺度と好みがあるが、あくまで個人的に美しいと思うのがこの種。
以前は見られなかったはずだが、数年前から見られるようになった「ルリボシカミキリ」。
どこからやってきて定着したのか?山地性のカミキリだと思っていたのだが・・・。ルリボシカミキリ0721_1.JPG




























同じような空色のカミキリでパンダカミキリことラミーカミキリも近頃頻繁に見られている。
放虫なのか自然発生なのかわからない!
ルリボシカミキリ0721-1_1.JPG



























以前勤めていた公園では、荒川に面しているのでルリボシは川伝いにやって来たのではないかと言われていたが、
ここではそういう起因はない。
外部から持ち込まれた材についていたか、自力で飛んできたのか、人為的に持ち込まれたか。
ルリボシカミキリ0721-3_1.JPG


















今までいなかった種が見られることは注目に値するが、温暖化であろうが人為的であろうが、元来そこに根付いている生態系に脅威を与えることは否めない。
アカボシゴマダラに象徴されるように、人が関与した生き物がそこに息づくのは、見るものとしてはありがたいしそれはその生き物の生命力なのでいいんじゃないかという意見もある。
しかしそれを許してしまえば人のエゴも含めて何でもありになってしまう。
見たければ本来いるべきところへ見に行けばいいのである!
人が関与して生息域を拡大したのなら、それに歯止めをかけるのが人の責任というものではないだろうか。
この点色々な考えがあるが、私はそう思う。
ルリボシカミキリ0721-2_1.JPG


















2014年7月21日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 ルリボシカミキリ   CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


丘陵でも一二を争う大きさのカミキリ [甲虫]

今週末に仕事で紹介する谷戸に行ってみた。
小さな谷戸だが、植性豊かで様々な生き物たちが見られる好きな谷戸の一つだ。
数年前に、伐採した木を積んだところタマムシたちの産卵場所となり「タマムシ産卵ラッシュ」と記事を書いた。
しかし今は、すっかりその姿もほとんど見られない。
面白いものだ。

歩いてすぐにツタに覆われた樹皮に大きなカミキリムシを見つけた。
この大きさは、シロスジカミキリに次ぐ大きさだ!ウスバカミキリ0721_1.JPG



















名前は「ウスバカミキリ」。
ウスバカミキリとミヤマカミキリをよく混同してしまう。
ここでは2種ともみられるのだ。
きっとよく見ていれば間違えないのだろうが、どちらも出会う機会が少ないのでなかなか覚えられない。
地味な色合いだが、6cm近くもあるこの大きさはスゴイ迫力だ。
ウスバカミキリ0721-1_1.JPG


















今日はカミキリムシにたくさん出会ったのだが、先ずその第一号としてアップした。
関東もいよいよ梅雨明け間近で、たくさんの虫たちの出現がピークの時を迎えようとしているようだ。
ウスバカミキリ0721-2_1.JPG



























2014年7月21日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 ウスバカミキリ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


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