暖かな春の一日 2 [季節]
スイバの葉に群がる瑠璃色の甲虫。
「コガタルリハムシ」だ。
一匹のメスを多数のオスが追いかける姿をあちこちで見かける。
メスのオレンジのお腹は卵でパンパンだ。
スイバの周りの地面にも うじゃうじゃ。ちょっと多すぎない?(^.^)
タチツボスミレの蜜を吸っているのは「キタキチョウ」。
日本列島で一般的に見られるのがキタキチョウ。
一方奄美、徳之島、沖永良部、沖縄、宮古、八重山諸島に生息する種をキチョウ(ミナミキチョウ)と呼ぶ。
両者は食性や斑紋・縁毛に違いが見られ、今では区別されている。
雑木林の中の歩道に「コスミレ」が咲いていた。
名前にコと付くが他の種と比較し特に小さいということはない普通サイズだ。ならどうしてコスミレなのだろう?
暖かくなって、たくさん見られる「テングチョウ」。
成虫越冬するのだが、いったいどこにこれだけいたのか?と思うほどここ数日あちこちで見かける(^^♪
最後は雑木林の厄介者「モミジイチゴ」。
下草刈りなどをしていると、トゲトゲの茎がささり痛い思いをする(T_T)
葉がもみじに似ているのでこの名がついたようで別名はキイチゴ。
トゲトゲは嫌だが下向きに付く白い花はなかなか可憐。
これからもたくさんの虫や花たちを見ることが出来ると思うとウキウキなのだ!!
暖かな春の一日 [季節]
昨日の風もおさまり、日差しの暖かい春の一日だった。
こんな日は多くの虫たちに出会えるに違いない!!
朝起きて、丘陵へ足を運んだ。
最初に見つけたのが、待望の「ビロードツリアブ」。
オオイヌノフグリで吸蜜中だった。
そろそろ出てくるかと先週あたりから探していたのだが、この陽気で一気に羽化したようだ。
今日のお目当ての1つに早速出会え幸先良いスタートだ。
あちこちで姿が見られ、中には交尾している者達までいた(^.^)
ずんぐりむっくりの毛深い体に長い口吻と手足。
何ともユーモラスだ。
足を広げて飛ぶ姿が、愛らしいのだが残念ながら飛翔を撮影することが出来なかった。
次回チャレンジである。
少し歩くと素早く飛んでいる小さな蝶がいた。
一旦は視界から消えてしまったのだが、再び現れ近くのベニシダにとまった。
鮮やかな紫色。
「ムラサキシジミ」だった。
ベニシダとムラシ。ちょっと違和感があるがこれはこれでいいかもしれない。
そして昨日我が家で羽化した「コミスジ」を、もといた場所に放しに行った。
終令幼虫だった頃とはその場所はすっかり変わっているが、思い出してくれるだろうか?
放すとたどたどしい滑空で、落ち葉の上にとまった。
コミスジらしい開翅である。
今日は特別暖かだが、また寒い日が来るかもしれない。
仲間が現れるまで頑張って欲しいと祈る思いでその場を後にした。
先週散々捜し歩いたがひとつも見つからなかったスミレの花が今日はあちこちで咲いていた。
これは「タチツボスミレ」。
これから丘陵はスミレ王国になるに違いない!
コミスジ羽化 [チョウ・ガ]
幼虫時代の巣と色付いた蛹を記念撮影していると、蛹がお尻を振り始めた。
おいおい!ピントがブレルじゃないかと思ったら、殻にひびが・・・。
ここでの羽化は想定外だったのであわててしまった。
カメラを三脚に固定していたが、この構図では駄目ぇ てなことで
あせってしまった。
三脚から外して手持ちに。
刺激を与えたので、羽化が進んだのか、暖かかったのが要因か、もともと今日の予定だったのか?
コミスジはfieldでは翅を開いたところしか見ていなかったので
閉じたところをじっくり見るのは初めてのような気がする。
白と赤茶のコントラストがなかなか美しい!
蛹が割れてからここまで約17分だった。
この後、出かけて帰ってくると翅を開いて見慣れたコミスジだ。
明日も暖かい一日のようなので幼虫時代いた場所に放しに行こうと思う。
図鑑では関東は4月ごろ出現とある。半月早いが何とか一生を全うして欲しいと祈るばかりである!!
色付いたコミスジ蛹 [チョウ・ガ]
昨日夜、以前に紹介したコミスジの蛹を見てみると何やら黒くなっている。
終令幼虫を家に持ち帰ったので、寄生されていたのだろうかと老眼鏡とルーペを持ち出してじっくり観察してみると、どうやら翅の色が透けているようだ。
3日前には特に変化はなかったのだが・・・。
今日はその蛹を撮影した。
翅の白い紋様が蛹の殻の色を写して黄色く見えている。
この蛹 昔ウルトセブンに出たメフィウス星人に似ていない?
って思うのであった。
蛹化したのが2月14日なのでおおよそ一月経っていて、この状況から今日明日の羽化と思われた。
あまりに早く羽化すればかわいそうだと羽化を遅らせる手段を色々教えていただいたのだが、結局室内に置いたままだった。
幼虫時代に作った越冬巣と一緒に記念撮影(^.^)
数枚撮影していると、お尻の白い糸がフワフワ揺れている。
今日は暖かいので窓を開けていて風が入ってきているのか?と思ったら蛹がお尻を振っているのだった。
実はこれが羽化の始まりであったのだ。
続きは次の記事で・・・(^.^)