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雑木林の小さな花たち [植物]

いつも歩いている雑木林の落ち葉の中から、小さな花たちが顔を覗かせていた。

「シュンラン」  ラン科シュンラン属 
          恥ずかしそうに下を向いた繊細で可憐な花。
          日当たりのいい谷戸で花を開き始めた。

シュンラン03.09.JPG


シュンラン.JPG








「ヒメカンスゲ」  カヤツリグサ科スゲ属
           常緑の多年草。花茎の先端にかわいい黄色い花(雄小穂)を出す。
   
ヒメカンスゲ03.09.JPG      







「ヒメオドリコソウ」  シソ科オドリコソウ属
             ヨーロッパ原産の帰化植物。
             以前に見かけた1株の白花がまた花をつけていた。

シロバナヒメオドリコソウ1-03.09.JPGシロバナヒメオドリコソウ03.09.JPG











「ハンノキ」  カバノキ科ハンノキ族
         谷戸の湿地脇のハンノキの枝先にも雄の花穂が垂れ下がっている。
         昨年の果穂もまだ残っていて面白い(^.^)

ハンノキ03.09.JPG

緑のラインがきれいな ウスベニスジナミシャク [チョウ・ガ]

ウスベニスジナミシャク03.09.JPG歩いていると、林縁の葉の上で羽ばたくものが視界に入った。
見ると20mmほどのフユシャクのような小さな蛾である。

ウスベニスジナミシャク1-03.09.JPG地味な色の模様の中に、緑色のラインがとても美しい。
以前にどこかのサイトで見た覚えがあり、一度実物を見てみたいと思っていただけに嬉しい出会いである。
ただし名前は覚えていなかった(-_-;)。



ウスベニスジナミシャク2-03.09.JPG帰って調べると、シャクガ科・ナミシャク亜科の「ウスベニスジナミシャク」であった。
名前にウスベニと付くが色や紋様は個体での変異が大きいらしく薄紅色や緑、グレーなどの色がある。
3~4月の早春に現れる蛾で、フユシャクではない。
春の訪れを告げる蛾ということなのだ。


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