クロスジフユエダシャク [チョウ・ガ]
仕事帰り、フユシャク探しにクヌギの雑木林をちょっとのぞいてみた。
今朝は霜が一面に降りるほどの寒さで、昼間は天気が良かったものの夜はやはり寒くなった。
すぐに見つかるかと思いきや、これがなかなか見つからない。
ようやく「クロスジフユエダシャク」のオスを発見。
2mほどの高さの幹で翅を広げていた。
近くにメスがいるかと探すもオスだけ。
今度はひこばえにとまっているオスを発見。
やはりメスはいない。
寒さのせいだろう触っても何をしてもほとんど動かず、昼間の敏捷性がうそのようだ。
ストロボ光で闇に浮かび上がった触角は、メスのフェロモンを嗅ぎ取るために細かな毛が生えているのがわかる。
探して30分を過ぎ、指の先が痛くなってきた頃にようやく1つのカップルを見つけることができた。
この後も探してみたが、結局この1ペアのみ。
とにかく見つかっただけでも良しとしよう!
今日の狙いはチャバネフユエダシャクだったのだが、残念ながらお目当ては見つからなかった。
また、次回チャレンジだ。
ところで、今日は11年ぶりに初めから終わりまでを全国で観測できる皆既月食だそうだ。
普段あまり見ることの少ない月だが、今日はちょとばかり観察してみた。
11日0:06の様子。
完全に終わるまで見たかったが、あまりの寒さにすぐに退散してしまった。
2011年 東京都
鱗翅目 シャクガ科 クロスジフユエダシャク RICOH CX4