本当に久しぶりのコフキコガネ [甲虫]
窓を開けていると、外からセミの変な鳴き声が聞こえてきた。
アブラゼミのようだが、クモか何かに捕まったのか断続的にずーっと鳴いている。
もうかれこれ1時間近くなる。まるで断末魔の雄たけびのようだ。
窓を開けて外を見るが、どこから聞こえてくるのかわからない。
向かいのアパートの階段の明かりに、何かが飛んで来ているのが見えた。
カブトかクワガタかコガネムシか?遠くて良くわからない。
早速見にいってみると、明かりの下にいたのはコフキコガネだった。
子供の頃はよく夜の街灯で見かけて馴染み深い虫の1つだったが、ここ数年では、昨年一度丘陵で見ただけでめっきりご無沙汰であった。
とりあえず我が家にお越しいただいて、記念撮影をする事にした。
弱っているのか、ろくに歩くことも出来ず、すぐひっくり返ってしまう。
とりあえず手早く済ませて、屋外にお帰りいただいた。
ライティングが悪く影が出来てしまったが、ご容赦願いたい^^;
翅の毛深さと、立派なヒゲは相変わらずで懐かしい。
続・トリノフンダマシ [その他の虫]
ススキの裏を時々覗いているのだが、いっこうにトリノフンダマシには出逢えない。
この日もまず見つけたのは、「オオトリノフンダマシ」。
お尻と頭のアンバランスさと、目玉のような模様が印象的だ。
前から見ても何か変!
メスから少しはなれたところに小さな個体がいた。
これがオオトリノフンダマシのオスなのだろう。
こちらは、さらに小さいうえに地味。
続いて見つけたのが、これぞまさしく典型的な「シロオビトリノフンダマシ」だ。
以前に紹介したのは、これの黒色型だった。
それにしてもいつになったら、ご本家トリノフンダマシに出逢えるのだろうか^^;
ツマグロヒョウモン 暑さにめげず [チョウ・ガ]
ウサミミ幼虫 [チョウ・ガ]
変な天候が続き、夏らしからぬ毎日でとうとう立秋を迎えてしまった。
このまま秋になってしまうのだろうか?
昨日、街路樹でアオマツムシの声を聞いた。
丘陵では、ヌスビトハギが可愛らしい花をつけている。
果実は、盗人の足形に似ている事からその名がついたとか。
ひっつき虫としても有名だが、花もなかなか愛らしいのだ!
小さな池のほとりでは、ジュズダマが花を咲かせていた。
こちらもその実は、名前の通り糸で繋いで数珠にしたり昔よく遊んだものだったが、こんな花が咲くとは知らなかった。
このジュズダマの葉裏にはウサミミ軍団がしっかりくっついていた(^.^)
初夏に、ここのジュズダマは全て刈られて心配していたが、植物の生命力は凄いものでしっかり根付いていたようだ。
ウサミミ幼虫=クロコノマチョウ幼虫である。
クロコノマの母親も、ジュズダマの生命力のお陰で次の命を繋いでいるのだ。
この秋も、ここで成虫が見られると思うと楽しみである!
ようやく出逢えたアオマダラタマムシ [甲虫]
このところ天気が悪いうえに、台風がやって来てさらに地震まで!
朝の地震では、気が付けば目が覚めて台所に走り、食器棚の扉を押さえていた。
いつもは地震の揺れが心地良いと思うのだが、今回のはちょっとそう思わなかったようだ(-_-;)
今日は休みで、天気が回復してきたので昼から丘陵に出かけてみた。
今年はほとんど見ていないゴイシシジミを見に行ったのだが、笹の葉で思わぬ虫に遭遇!
笹の葉のアブラムシを探していて、目に入った甲虫。
形はどう見てもタマムシで、翅の縦縞はウバタマムシに似ているが美しい。
何と見たいと思っていた「アオマダラタマムシ」であった。
他の方のblogにはよく登場していたりするのだが、今まで見ることが出来なかった。
陰になった林縁で、マクロレンズでは暗すぎてストロボを焚かざるを得ず、美しい構造色を写しこむことが出来なかったのが残念だ。
ところどころで翅が様々な色に輝いて本当にきれい。
アオマダラというだけあってベースの色は青なのだろうか?
見たとおりのきれいな色を出したくて、ストロボ無しでかなりの枚数撮影しての何とか見れそうな一枚(T_T)
せめて一脚でもあればと思うのであった。
ご本家タマムシもきれいだが、また違った美しさのアオマダラタマムシを見ることが出来て、とても満足の一日だった(^^♪