よく飛ぶハヤシノウマオイ [バッタ]
立秋も過ぎ、秋の鳴く虫たちの声が聞こえてきた。
その姿を見ようと、夜丘陵に出かけた。
林縁や草原で、一番耳につく鳴き声は「ハヤシノウマオイ」だ。
スイーチョ、スイーチョと甲高い声で鳴いている。
そ~っと近づくが、かなり敏感ですぐに飛んで行ってしまう。
なかなかの飛翔力だ。
翅の付根の発音器を擦り合わせて音を出すが、こんなに翅を開いているとは思わずビックリ!
ウマオイのほかには、ツヅレサセコオロギやエンマコオロギなどの声も聞けた。
ある一角で、カンタンが鳴いていたが柵に囲また場所で入る事が出来ず、その姿を確認できなかった。
丘陵にカンタンはいないと思っていたのだが。
その他、樹液の出ているコナラには「キシタバ」や「マダラカマドウマ」が集まっていた。
草原にカマキリの成虫を見つけた。
カマキリの複眼は、夜には真っ黒になると聞いていたが、その通りであった。
夜の丘陵は、もちろんではあるが昼と全く異なり、真っ暗で虫の声以外ほとんど何も聞こえない。上のコナラのところで撮影していると、頭の上でバサバサと何かが飛ぶ音がするが全く見えずわからない。カブトムシ?
林の奥では、獣が争う声がしてガサガサと音がこちらへ近づいて来て、ギョッとした。
タヌキだったろうか?
たまには夜の丘陵探検も面白い!