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無事役目を終えただろうか・・? [チョウ・ガ]

コツバメを探していた時に足元で見つけた「ホオズキ」の実の名残。
レースのカーテンみたいで素晴らしい自然のデザイン。
とっくに役割を終えていても、まだ見るものの心を引き付ける存在感はすごいなぁ!
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目の前をよちよちと低空で飛ぶものがいた。
何だろう?見たことのない飛び方だなと思っていたら、「ミヤマセセリ」のオスだった。
止まったその姿は、痛々しいほどに翅が欠損していた。
早くに現れた個体だろうか。
この翅では、思うように飛べないわけだ。
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これではメスを追いかけることもできないだろう、彼はすでに役目を終えたのだろうか?
また、敵に襲われればひとたまりもないだろう。

何かが飛んでいるで見過ごせば何のことは無いが、気にかけてじっくり観察すると思いもよらないことや感動がそこにある。
それに気付くか気付かないかは大きな違いだなと改めて思ったのだった。
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2012年4月16日 東京都
ナス目 ナス科 ホオズキ
鱗翅目 セセリチョウ科 ミヤマセセリ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX

赤い虫 [甲虫]

歩いていると赤い虫が飛んでいるのが目に入った。
もうそんな時期かと思っていたら目の前に止まった。
よく見ると思った通りの「アカハネムシ」だった。
幼虫は朽木を食べ、成虫は毒のあるベニボタルに擬態しているといわれている。
毒がないのに毒がある者の姿に似せて身を守る擬態をベーツ型擬態、毒がある者同士が似ていることをミューラー型擬態という。
アカハネムシはベーツ型擬態、テントウムシの仲間はミューラー型擬態だ。
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林縁の草の上に、また赤い虫がいた。
最近老眼がかなり進んで裸眼ではこのサイズは全く判別できない。
マクロレンズを通して見るとアカハネムシとは異なるので、帰って調べると「キイロクビナガハムシ」だった。成虫で越冬し、ヤマノイモやオニドコロの葉を食べる。幼虫は自分の糞を背中に乗せ敵から身を守る。これは隠蔽型擬態だろう。以前にこの幼虫を撮影していて近づきすぎて糞が手についた。べチャッとしていて非常に不快だったことを思い出した。
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2012年 4月16日 東京都
鞘羽目 アカハネムシ科 アカハネムシ
      ハムシ科 キイロクビナガハムシ    CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


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